2代目 E32(1986年-1994年)
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「BMW・7シリーズ」の記事における「2代目 E32(1986年-1994年)」の解説
2代目7シリーズ。更に洗練されスマートになったボディが特徴。空気抵抗係数(Cd値)は0.32を達成。また、従来モデルで達成できなかったV型12気筒エンジンを遂に完成させ、W126に脅威を与える。750i/iLは第二次世界大戦後のドイツ車で初のV型12気筒エンジン搭載車である。750iLにより、W140の開発がずれ込むことになる。 変速機は、4速もしくは5速ATに加え、5速MTも存在したが、日本にはAT車のみが正規輸入された。 日本に正規輸入されたモデルグレード製造年エンジン排気量最高出力備考735iA -1992年 直列6気筒 SOHC 3,430 cc 211馬力 最終年には、ウッド部分をエボニーとした、特別仕様車が用意された。この時期すでにV8の4.0 L/3.0 Lモデルが発表されており、生産調整の意味合いもあった。 735iLA 1988年 - 1992年 750iLA 1988年 - 1994年 V型12気筒 SOHC 4,987 cc 300馬力 後席中央にコンソールを設け2人掛けとし、乗車定員を4人とした豪華な750iLAハイラインも販売された。 730iA 1991年 - 1993年 直列6気筒 SOHC 2,986 cc 188馬力 右ハンドルのみの設定。730iA-V8が発売された後も、価格上昇による顧客離れが懸念されたために併売された。 750iA 1991年 - 1994年 V型12気筒 SOHC 4,987 cc 300馬力 730iA-V8 1992年-1994年 V型8気筒 DOHC 2,996 cc 218馬力 ムービングパーツやフライホイールを過度に軽量化したため、アクセルオフと同時に大きなフリクションを感じる、回転フィールの良くないものであった。 740iA740iLA 3,981cc 286馬力 モデル末期の1994年に専用のレザーシート、木目パネルを装備した「740i/iLエディション7」が発売される。
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