1970年代から現在
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 00:02 UTC 版)
「フランキー・ヴァリ」の記事における「1970年代から現在」の解説
1966年にソロでレコーディングを行ない、あまり注目されなかったシングル「ユア・レディー・ナウ (You're Ready Now)」がノーザン・ソウルとしてイギリスのダンスシーンでカルト的な人気を呼び驚異的なヒットとなった。「ユア・レディー・ナウ」は、1970年12月、イギリスのチャートで第11位となった。 1975年、ヴァリのシングル「瞳の面影 (My Eyes Adored You)」が『ビルボード』誌のHot 100で第1位となった。同年、ディスコ調の「スウェアーリン・トゥ・ゴッド (Swearin' to God)」が第6位となり、ガイ・フレッチャーとダグ・フレット作曲でボブ・ゴーディオによるプロデュースの「Fallen Angel」がイギリスのチャートでヒットした。当時、イギリスのチャートではフォー・シーズンズでヴァリがリード・ヴォーカルでない「Silver Star」も同時にヒットしていた。 1976年、ヴァリは音楽ドキュメンタリー『All This and World War II』の中でビートルズの「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」をカヴァーした。 1978年、ヴァリは人気舞台の映画化『グリース』の主題歌でビージーズのバリー・ギブ作曲の「グリース (Grease)」を歌い、第1位となった。さらに1978年11月、「Save Me, Save Me」が『ビルボード』誌のイージー・リスニング・チャートに、1979年1月、「Fancy Dancer」がポップ・チャートにランクインした。 1970年代、ヴァリは耳硬化症に悩まされ、1970年代後期は耳ではなく記憶を頼りに歌っていた。1980年、手術によりほぼ完治した。 1992年、フォー・シーズンズのアルバム『Hope and Glory』が発表された。 2005年、ブロードウェイ・ミュージカル『ジャージー・ボーイズ』が開幕した。フランキー・ヴァリとフォー・シーズンズのヒット曲が多用され、フォー・シーズンズのメンバーであるトミー・デヴィート、フランキー・ヴァリ、ニック・マッシ、ボブ・ゴーディオの4人がそれぞれの視点から語る伝記的物語である。1980年に亡くなったヴァリの娘など、ヴァリの人生に実際に起こった出来事が描かれている。この作品は広く評価され、商業的にも成功し、トニー賞6部門を受賞しただけでなく、2014年にクリント・イーストウッド監督により映画化されている。パリス・ラスベガスおよび世界中でツアー公演が行なわれている。 2007年10月、1960年代の彼の好きな曲のカヴァーおよび当時録音した「Sunny」と「Any Day Now」の2曲を収録したアルバム『Romancing the 60s』を発表した。 2010年10月、ジュース・ニュートンのアルバム『Duets: Friends & Memories』の収録曲「The Biggest Part of Me」をデュエットした。 2012年10月19日より1週間、ブロードウェイでコンサートを行ない、これにより実質的にブロードウェイ・デビューとなった。
※この「1970年代から現在」の解説は、「フランキー・ヴァリ」の解説の一部です。
「1970年代から現在」を含む「フランキー・ヴァリ」の記事については、「フランキー・ヴァリ」の概要を参照ください。
- 1970年代から現在のページへのリンク