1911年の活動とは? わかりやすく解説

1911年の活動

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/30 14:50 UTC 版)

リューリク (装甲巡洋艦・2代)」の記事における「1911年の活動」の解説

1911年2月21日アドミラール・マカーロフ級の2番パルラーダ竣工すると、同年2月25日付け海軍省指令57号で、日露戦争後初めての戦時体制バルト海連合艦隊編成された。その編成は、4 隻からなる戦列艦戦隊巡洋艦戦隊、第1水雷分艦隊からなっていた。リューリクは、戦列艦ツェサレーヴィチスラヴァ、アンドレイ・ペルヴォズヴァーンヌイ、インペラートル・パーヴェル1世からなる戦列艦戦隊編入された。戦列艦戦隊は、N・S・マニコーフスキイ海軍少将によって指揮された。巡洋艦戦隊は、新しアドミラール・マカーロフパルラーダ、それに日露戦争生き残りロシアグロモボーイから編成され、すぐあとに竣工したバヤーンが加えられた。通常バルト海海軍 司令官旗はリューリク上に掲げられバルト海海軍旗艦務めたこの年リューリク活動は、大クロンシュタット停泊地にて5月1日より開始された。この日、リューリク航行試験修理状況の確認などを実施した。しかし、艦は海図になかった浅瀬底部を擦るという事故を起こした検査修繕ののち、レーヴェリクロンシュタット間を航行し6月11日にはエッセン艦隊司令官将官旗を掲げて本格的な活動再開した6月20日は、機関試験行って必要物資積載したのち、戦列艦ツェサレーヴィチとともにレーヴェリ移動した。 夏のあいだ、リューリク艦隊とともに射撃訓練機動演習取り組んだ7月17日には、陸軍大部隊の訪問受けた新型機雷敷設艦アムールエニセイエッセン海軍中将命令午前10時レーヴェリ出港し続いて巡洋艦戦隊リューリク先頭にした戦列艦戦隊、第1水雷分艦隊の順でラプヴィクを目指し出港した巡洋艦戦隊戦列艦戦隊様々な訓練従事しその間に第1・第2水雷分艦隊夜間の奇襲訓練準備行った計画通り、この日の夜間には水雷分艦隊による主力艦隊への奇襲訓練と、巡洋艦戦隊戦列艦戦隊による夜間水雷艇撃退訓練が行われた。7月19日には、リューリクツェサレーヴィチとともに主砲射撃訓練従事した。両艦は、陸軍観衆の前で海軍の誇る艦砲射撃腕前披露してみせた。 7月26日夜8時にはリューリクはマニコーフスキイ提督将官旗を掲げたツェサレーヴィチとともにレーヴェリ出港しバルト海出た。5 昼夜ののち、両艦はリューベック湾トラフェミュンデ入港した。そこでは、ロシア帝位継承者の7 歳誕生日を祝う祝賀朝食会ロシア大使参加の下、ツェサレーヴィチ艦上にて催された。翌日には町の重役が艦に招かれ、また市民らは外からロシア観賞許された。マニコーフスキイ海軍少将日記によればロシア士官水兵態度身なりはたいへん素晴らしくドイツ人大い感嘆させた。分遣隊トラフェミュンデ訪問は、その立派さ町の人々に大きな印象与えた8月4日朝、ツェサレーヴィチリューリクは碇を上げて出港し、3 昼夜ののちレーヴェリ到着した9月16日には、エッセン海軍中将将官旗の下、リューリクはほかの艦とともにレーヴェリ出港した9月19日には、戦列艦戦隊巡洋艦戦隊最新型機雷敷設艦エニセイアムール伴ってデンマーク・キゲ港に入港した翌日には碇を上げ9月23日にはレーヴェリ帰港したその後の活動期間は戦列艦戦隊とともに内水過ごし11月にはスヴェアボルク停泊地入り、そこで越冬した

※この「1911年の活動」の解説は、「リューリク (装甲巡洋艦・2代)」の解説の一部です。
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