1900年代から現在
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/04 05:50 UTC 版)
「アシュビル (ノースカロライナ州)」の記事における「1900年代から現在」の解説
アシュビルは1910年代から1920年代に繁栄したが、世界恐慌の打撃が極めて大きかった。1930年11月30日、アシュビルにあった6つの銀行全てが破綻した。ワコビアだけがウィンストン・セーラムからの現金注入で開店した状態を続けた。その前の10年間で爆発的な成長を遂げていたために市債という形で持っていた市の一人当たり負債は国内の都市でも最大級になった。裁判所と市役所、道路の舗装、ボーキャッチャー・トンネル、学校の建物および市民公園といった幅広いインフラの改良のために、1929年には市とバンカム郡併せて公債借入金5,600万ドル以上に対する支払が必要だった。市は債務不履行とはならずに50年間以上掛けて借金を払った。世界恐慌の始まったときから1980年代まで、アシュビルの経済成長は緩りだった。この景気低迷の期間中心街の建物の大半が変更を加えられずに残った。このことで、国内でも最も印象的で包括的なアール・デコ調建築物の集積になった。 アシュビル地域は1916年7月15日から16日にかけて、熱帯低気圧の名残のために厳しい洪水を経験し、300万ドル以上の被害を出した。2004年9月にもハリケーン・フランシスとハリケーン・アイバンの名残からの激しい雨で、特にビルトモア村で大きな洪水になった。 2003年100周年記念オリンピック公園爆破犯人エリック・ロバート・ルドルフが、連邦裁判所の罪状認否のためにマーフィーからアシュビルに移送された。 アシュビルはその歴史の中で少なくとも2つの渾名を受けてきた。 「空の土地」はフランシス・フィッシャー・ティアナン(筆名クリスチャン・リード)の同名小説に因むものである。 「南部のパリ」(ルイジアナ州ニューオーリンズとサウスカロライナ州チャールストンも同じ事を主張している) 非公式な渾名である「リンゴの土地」はあまり認識されることが無かった。合衆国の中でもアシュビルから大量のリンゴが輸出されたことを知る者は少ない。
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