1900年代の制作
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「マーガレット・マクドナルド・マッキントッシュ」の記事における「1900年代の制作」の解説
マクドナルド・マッキントッシュは夫と建築物の内装を共同で制作し、多くは20世紀の初めに実現している。1903年のトリノ国際展示会に出展した「ローズ・ブドワール」Rose Boudoir、「芸術愛好家のための家」(1900年制作) の設計図、喫茶店「ウィロー・ティールームズ」(1902年) などである。夫妻が人気を得たのはウィーンのアートシーンで、分離派展(1900年)に出展し、同派のグスタフ・クリムトとヨーゼフ・ホフマンホフマンに影響を与えたとされる。夫妻は1909年のウィーン国際美術展 (1909年) にも出展した。 ウィーンで夫妻は1902年に大きな仕事を受注する。ウィーン工房出資発起人フリッツ・ワーンドルファー Fritz Waerndorfer (ドイツ語)が郊外に別荘を建てようとしており、ウィーンで活動する芸術家としてふたりに部屋の装飾をさせたいと申し入れてきた。すでに前出の#ホフマンとコロマン・モーザーがそれぞれ1室ずつあてがわれ、施主はマッキントッシュ夫妻に音楽室の内装を依頼する。そこでマーガレットの作品をパネルに仕立てて『#風のオペラ』『#海のオペラ』『#七王女』の3点を三連祭壇画の形式で壁ごとにかける。これをマクドナルド・マッキントッシュの最高傑作と評する声もあり、現代の美術評論家アメリア・レビタス Amelia Levetus によると「夫妻最高の傑作であり、なによりも思うさま力を発揮せよという求めに応じたのだ。」
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