12月7日の誕生花
12月7日の誕生花一覧
12月7日の誕生花には「シクラメン」「ヒイラギ(柊)」「ラケナリア」がある。#シクラメン
サクラソウ科シクラメン属に分類される、球根植物がシクラメンだ。シクラメンは一重か八重の花弁をつける特徴があり、その色は白、赤、ピンク、黄など多様性に富んでいる。そのため、鉢植えで育てる観賞用の花として世界的に愛されてきた。
なお、シクラメンは気温が低い中で花を咲かせる花だ。日本のシクラメンは秋から春にかけて、美しく咲き誇る。12月7日はシクラメンを育てるのにもっとも適した気候であり、誕生花に選ばれた理由だと考えられる。
●シクラメンの花言葉
・遠慮
・気後れ
・内気
・はにかみ
花言葉はいずれも、シクラメンの花の向きからつけられたといわれてきた。シクラメンの花は下向きに咲く。その姿はまるで、褒められて恥ずかしがっている女性のように見える。その結果、シクラメンには「遠慮」「内気」など、内向的な印象を与える花言葉が重ねられてきた。ただネガティブな意味ではなく、「謙虚でつつましい」姿を表している。
#ヒイラギ
モクセイ科モクセイ属のヒイラギは、トゲ状の葉を生やすことで知られている。邪気をはらう木として重宝されており、庭に植えている家庭も多い。
ヒイラギの花は10~12月ごろに咲く。白く小さな花びらは決して目立つ形ではない。しかし、強い香りを放つのが特徴だ。その匂いはキンモクセイに似ているといわれており、好む人も少なくない。ちなみに、ヒイラギは日陰で育てるのが得策とされている。成長のスピードは遅いかわりに、寿命は長い。
●ヒイラギの花言葉
・用心深さ
・先見の明
・保護
「用心深さ」という花言葉は、ヒイラギの形状に由来する。ヒイラギの葉はギザギザした形になっているので、うかつに近づけない。そのため、「人を寄せ付けない」という意味で「用心深さ」という花言葉がつけられた。また、「保護」という花言葉が贈られたのは、ヒイラギに魔除けの力があると信じられてきたからだ。そして、「先見の明」はヒイラギの生態に由来する。
ヒイラギの葉は時間をかけて、丸い形からギザギザに変わっていく。「初めの姿にとらわれない」ということから、「先見の明」という花言葉が与えられた。
#ラケナリア
キジカクシ科のキジカクシ亜科の属のひとつに「ラケナリア属」がある。一般的に、この属性を持つ花がまとめて、「ラケナリア」と呼ばれてきた。
ラケナリアは南アフリカに多く分布しており、開花時期は秋から初夏までと幅広い。冬に咲く花であるにもかかわらず、寒さには弱いとされてきた。そのため、栽培するなら屋外よりも鉢植えが望ましい。花の色や形は種類によって異なるものの、筒状のユニークな姿が広く知られている。
●ラケナリアの花言葉
・移り気
・変化
・継続する
・持続する愛
「変化」に関する花言葉が多いのはラケナリアの特徴だ。これは、ラケナリアの花の色に由来がある。ラケナリアの花はつぼみから咲いた後、成長するにしたがってどんどん色を変えていく。その咲き方にちなみ、「移り気」「変化」といった花言葉が生まれた。
さらに、ラケナリアは丁寧に育てさえすれば、長い間花を咲かせる。このことから、「継続する」「持続する愛」などの花言葉もつけられた。
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