1.1.1-トリクロロエタン
クロロホルム臭のある無色透明の揮発性,不燃性の液体で,水に難溶で有機溶剤に可溶。金属,機械部品等の脱脂・洗浄剤,ドライクリーニング用洗浄剤,抽出溶剤,接着用溶剤,金属切削油添加剤として使用されています。(沸点74.0℃,触点-32.5℃,比重1.3492,水への溶解度900mg/L(20℃),水道水暫定基準0.3mg/L以下)
1,1,1-トリクロロエタン
分子式: | C2H3Cl3 |
その他の名称: | クロロテン、メチルクロロホルム、Chlorothene、Methylchloroform、1,1,1-Trichloroethane、クロロタンNU、クロロエタンNU、エロテンTT、Aerothene TT、トリエタン、インヒビゾール、クロルテン、クロロテンVG、クロロテンNU、Tri-ethane、1,1,1-TCE、alpha-T、Solvent 111、RCRA waste number U-226、Inhibisol、NCI-C-04626、Chlorten、Chlorothene VG、Chlorothene NU、Chlorothane NU、Chloroethene NU、インヒビソール、Ethana NU、Cleanite、Tafclean、α-T、Chlorothene SM、ICI-CF-2、CF-2、Chlorotene、クレアニット、タフクレアン、クレアナイト、クロロテンSM、タフクリーン、エタナNU、R-140a、1,1,1-トリクロルエタン |
体系名: | 1,1,1-トリクロロエタン |
1,1,1-トリクロロエタン(C2H3Cl3)
1,1,1-トリクロロエタン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/17 00:34 UTC 版)
1,1,1-トリクロロエタン | |
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1,1,1-Trichloroethane | |
別称 1,1,1-TCA, Methyl chloroform, Chlorothene, Solvent 111, R-140a, Genklene, monochlorethylidene chloride (archaic) | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 71-55-6 ![]() |
PubChem | 6278 |
ChemSpider | 6042 ![]() |
UNII | 113C650IR1 ![]() |
EC番号 | 200-756-3 |
国連/北米番号 | 2831 |
KEGG | C18246 ![]() |
ChEBI | |
ChEMBL | CHEMBL16080 ![]() |
5482 | |
RTECS番号 | KJ2975000 |
Gmelin参照 | 82076 |
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特性 | |
化学式 | C2H3Cl3 or CH3CCl3 |
モル質量 | 133.40 g/mol |
外観 | 無色の液体 |
匂い | クロロホルムのような匂い[1] |
密度 | 1.32 g/cm3 |
融点 |
-33 °C, 240 K, -27 °F |
沸点 |
74 °C, 347 K, 165 °F |
水への溶解度 | 0.4% (20°C)[1] 0.480 g/L at 20 °C[2] |
蒸気圧 | 100 mmHg (20°C)[1] |
屈折率 (nD) | 1.437</ref>Timmermans, Jean (1950). Physico-chemical constants of pure organic compounds. Elsevier. p. 242. doi:10.1126/science.112.2922.793 doi によるリンク先の scienceは、(![]() |
危険性 | |
GHSピクトグラム | ![]() |
GHSシグナルワード | 警告(WARNING) |
Hフレーズ | H332, H420 |
Pフレーズ | P261, P271, P304+312, P304+340, P312, P502 |
主な危険性 | オゾン層への影響。上気道への刺激性。目に強い刺激と腫れを引き起こす。 |
NFPA 704 | |
爆発限界 | 7.5%-12.5%[1] |
許容曝露限界 | TWA 350 ppm (1900 mg/m3)[1] |
半数致死量 LD50 | 9600 mg/kg (経口、ラット) 6000 mg/kg (経口, マウス) 5660 mg/kg (経口、ウサギ)[3] |
半数致死濃度 LC50 | 3911 ppm (マウス、2時間) 18000 ppm (ラット、4時間)[3] |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
1,1,1-トリクロロエタン(英語: 1,1,1-trichloroethane)は、化学式が CH3CCl3 で表される有機化合物である。
広く化学工業で溶媒(溶剤)として使われていた。メチルクロロホルム、クロロテン (chlorothene) とも呼ばれ、商品名として Solvent 111、Genklene (ICI社の商標)も知られる。
初めて作り出したのはフランスの化学者アンリ・ヴィクトル・ルニョーで、1840年のことであった。1950年代の半ばから1995年まで、工業的に大規模に生産されていた。モントリオール議定書の採択に伴い、使用が規制されるようになった。
製造
工業的には、 クロロエチレンを原料とした2段階の工程で作られるのが普通である。第1段階ではクロロエチレンを20–50°Cで塩化水素と反応させ、1,1-ジクロロエタンとする。この反応は塩化アルミニウム、塩化鉄(III)、または塩化亜鉛で触媒される。
1,1,1-トリクロロエタン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/31 15:41 UTC 版)
「トリクロロエタン」の記事における「1,1,1-トリクロロエタン」の解説
1,1,1-トリクロロエタン IUPAC名 1,1,1-トリクロロエタン 分子式 C2H3Cl3 分子量 133.40 CAS登録番号 71-55-6 形状 無色液体 密度と相 1.34 g/cm3, 液体 相対蒸気密度 4.6(空気 = 1) 融点 −30 °C 沸点 74 °C SMILES CC(Cl)(Cl)Cl 出典 ICSC 0079 広く化学工業で溶媒(溶剤)として使われていた。メチルクロロホルム、クロロテン (chlorothene) とも呼ばれ、商品名として Solvent 111、Genklene (ICI社の商標)も知られる。 初めて作り出したのはフランスの化学者アンリ・ヴィクトル・ルニョーで、1840年のことであった。1950年代の半ばから1995年まで、工業的に大規模に生産されていた。モントリオール議定書の採択に伴い、使用が規制されるようになった。
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1.1.1-トリクロロエタンと同じ種類の言葉
トリクロロエタンに関連する言葉 | トリクロロエタン ジクロロジフェニルトリクロロエタン 111トリクロロエタン |
エタンに関連する言葉 | 11ジクロロエタン ジメトキシエタン 111トリクロロエタン ジクロルジフェニルトリクロルエタン クロロエタン |
クロロエタンに関連する言葉 | ジクロロジフェニルトリクロロエタン 112トリクロロエタン 11ジクロロエタン 111トリクロロエタン ヘキサクロロエタン |
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