＊樞

デジタル大辞泉

くる【^▽枢】

読み方：くる

「くるる（枢）」に同じ。

「群玉(むらたま)の—にくぎ鎖し固めとし妹が心は動(あよ)くなめかも」〈万・四三九〇〉

くるる【^▽枢】

読み方：くるる

１ 開き戸を開閉するため、扉の回転軸の上下に設けた心棒の突起。また、その突起を上下の枠のくぼみに入れて戸が回転するようにした仕掛け。

２ 戸締まりのため、戸の桟から敷居に差し込む止め木。また、その仕掛け。おとし。

くろろ【^▽枢】

読み方：くろろ

「くるる」の音変化。

「赤小豆餅(あづきもち)搗(つ)けど搗かねど外よりも—は後へ明きにしものを」〈仮・仁勢物語・上〉

すう【枢〔樞〕】

読み方：すう

［常用漢字］　［音］スウ（慣）　［訓］とぼそ　くるる

物事のかなめとなるところ。「枢機・枢軸・枢要・枢密院／中枢」

[補説] 原義は、扉の回転軸、とぼそ。

［名のり］たる

と‐ぼそ【^▽枢】

読み方：とぼそ

《「戸(と)臍(ほぞ)」の意》

１ 開き口を回転させるため、戸口の上下の框(かまち)に設けた穴。

２ 戸。扉。

「庵の—を打叩けば」〈竜渓・経国美談〉

と‐まら【^▽枢】

読み方：とまら

《「と」は戸、「まら」は男根の意》開き戸の上下にある突き出た部分。とぼそにはめて戸を支え、開閉の軸とする。

歴史民俗用語辞典

枢

読み方：クルル（ｋｕｒｕｒｕ）

（１）戸を開閉させる装置。くろろ；くるり。
（２）戸締まりのために差し込む木片または金属片。くるるぎ。
（３）回転軸の心棒、枢軸。

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

枢

出典:『Wiktionary』 (2018/07/06 00:59 UTC 版)

発音^(?)

• 音読み
  • 呉音 : ス
  • 漢音 : シュ(表外)
  • 慣用音 : スウ
• 訓読み
  • 常用漢字表内

    常用漢字表内の訓読みはありません。

  • 常用漢字表外

    くる、くるる、くろろ、とぼそ、とまら、からくり

熟語

• 枢戸
• 枢機
• 枢機卿
• 枢軸
• 枢軸国
• 枢相
• 枢府
• 枢密
• 枢密院
• 枢務
• 枢要

樞

出典:『Wiktionary』 (2021/08/12 09:22 UTC 版)

発音^(?)

• 音読み
  • 呉音 : ス
  • 漢音 : シュ
  • 慣用音 : スウ
• 訓読み

  とぼそ、からくり

漢字辞典

枢

枢	画数：8 学習年：中学校で習う漢字 音読み：スウ、 シュ 訓読み：とぼそ、 からくり ピンイン：shu1 ハングル：추 対応する英語：hinge, pivot, door

樞

樞	画数：15 音読み：スウ、 シュ 訓読み：とぼそ、 からくり ピンイン：shu1 ハングル：추、 우 対応する英語：pivot, door

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「 枢」の例文・使い方・用例・文例

• 中枢神経系
• ヒエラルキーでは、枢機卿は司教より上位である。
• 中枢神経系は、同様に内分泌機能の制御において必要不可欠な役割を担っている。
• 私はもっと敵の抵抗があると踏んでたんだけど、むしろ中枢に進むほど敵が減ってきてる・・・。おかしいと思わないかしら？
• 東京は今や世界経済の中枢だ。
• 国家の文化とアイデンティティという枢要な問題から切り離された時点で、比較文化はその方向性を失う。
• 枢機卿となる.
• 機械はこの棒を枢軸として回転する
• 大阪は商業界の枢軸である
• 感覚中枢
• 神経中枢
• 社会の中枢
• 枢機に参する
• 自ら枢機に当たる
• 国家の枢機を握る
• 呼吸中枢
• 枢密院顧問官
• 彼は枢密院に祭り込まれた
• 天下の枢機を握る