黒タマネギ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/30 03:08 UTC 版)
タマネギ部隊の精鋭部隊。世界各国の中枢に「料金は多少高いがサービスの質が高い清掃業者」として潜入し、スパイ活動を行っている。また、パタリロの親戚が居る国以外に、バンコランの所属するMI6、ヒューイットの所属するCIAといった、パタリロの関係人物の所属先には全て黒タマネギが派遣されている。パタリロの持つ無線と秘密の衛星通信「チャンネルゼロ」で繋がっている(これは『0011ナポレオン・ソロ』のパロディで、パタリロのコールサインは「うるわしのアルハンブラ」黒タマネギは「ブラックオニオン」)。部隊員は全員格闘技のプロだが、マライヒやバットの店のニューハーフたちには敵わなかった(理由は型通りの中国拳法が主体で実践的ではなく、マライヒにはスピードあるキックボクシングで敗れている、その後「人海戦術」なる複数でマライヒを捕らえている)。なお、任務には各国勤務のタマネギの監視もある。「黒タマネギの正体はスパイ組織」という事実についての情報隠蔽はほぼ完璧に行われている。腕利きの諜報員であるバンコランでさえ、パタリロが小遣い稼ぎにシロアリ駆除業をやっていると思い込んでいる(隠密活動故、変装予算が少ないのも共に行動した時にパタリロもすぐさま理解し、付き合って地味な変装で凌いだ)。正体を見抜かれて秘密事項を喋らされる事態に陥った時に備え、隊員の奥歯には一時的に仮死状態になる薬のカプセルが仕込まれている。アニメの声優は唯一初で登場した森功至のみである。 リーダー パタリロの叔母が嫁ぐトルマリン王国に突如勃発した革命について、そして鎮圧に必要になる狙撃者についての調査を指揮する。また、リーダーではないがCIA担当の黒タマネギが、パタリロの指示でヒューイットの経歴書の原本を調べ、出身地の書き換えの事実を突き止めている。「国王の陰謀」 X号 中国担当の黒タマ。ICBM「東風」のステルス化疑惑と、責任者であるコードネーム「白蛆」で呼ばれる科学者について調査した。「白蛆」 γ号 ロンドン大使館員の食中毒事件に東カリマンタンが関与していることを知り、命懸けでマリネラに報告する。その際大西洋をゴムボートで横断したようである。「誤算」 ソンブレロ号 タマネギ八百万号の同期でただひとり黒タマになった男。美人局をしていた八百万号を恫喝し、彼の恋人に突き飛ばされて仮死状態になる。この事態が八百万号に死体隠匿を犯させるが、ソンブレロ号はまもなく復活。八百万号の罰も半年の重労働で済んだ。「始末屋」
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