黄血塩とは? わかりやすく解説

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おうけつ‐えん〔ワウケツ‐〕【黄血塩】

読み方:おうけつえん

フェロシアン化カリウム異称黄色く古く動物血液などから製したのでこの名がある


ヘキサシアノ鉄(II)酸カリウム

同義/類義語:フェロシアン化カリウム, 黄血塩
英訳・(英)同義/類義語:potassium ferrocyanide

Fe(II)にシアンイオン、CN-が6個配位した錯イオンカリウム塩。K4Fe(CN6)。Fe(III)イオン酸性反応する青色プルシアンブルーターンブルブルー同一)ができる。

フェロシアン化カリウム

(黄血塩 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/24 01:43 UTC 版)

フェロシアン化カリウム
識別情報
3D model (JSmol)
ChemSpider
ECHA InfoCard 100.034.279
EC番号
  • 237-722-2
E番号 E536 (pH調整剤、固化防止剤)
PubChem CID
UNII
CompTox Dashboard (EPA)
特性
化学式 K4[Fe(CN)6]
モル質量 368.35 g/mol (無水物)
422.388 g/mol (三水和物)
外観 吸湿性無色粉末(無水物)
黄色結晶性粉末(三水和物)
密度 1.85 g/cm3 (三水和物)
融点

100℃(脱水、徐々に分解[3]

への溶解度 三水和物
28.9 g/100 mL (20 °C)
溶解度 エタノール、ジエチルエーテルに溶けない
磁化率 −130.0·10−6 cm3/mol
危険性
GHSピクトグラム
GHSシグナルワード 警告(WARNING)
Hフレーズ H411
NFPA 704
0
1
0
引火点 不燃性
半数致死量 LD50 1.6—3.2g/kg
関連する物質
その他の陰イオン フェリシアン化カリウム
その他の陽イオン フェロシアン化ナトリウム
プルシアンブルー
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

フェロシアン化カリウム(フェロシアンかカリウム)は、ヘキサシアニド鉄(II)酸カリウム(ヘキサシアニドてつ に さんカリウム)、黄血塩(おうけつえん)とも呼ばれる無機化合物で、錯塩の1種。組成式は、K4[Fe(CN)6]。通常は三水和物(K4[Fe(CN)6]・3H2O)の形で存在し、黄色の結晶または粉末である。水に可溶で、水溶液は淡黄色を示す。

合成

シアン化ナトリウム硫酸鉄(II)塩化カリウムを加えると得られる。過剰量のシアン化カリウムと硫酸鉄(II)を反応させても得られる。 一覧

  • カテゴリ

  • 黄血塩

    出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/02 09:54 UTC 版)

    現像」の記事における「黄血塩」の解説

    カブリ防止する作用を持つので、抑制剤一つ数えられている。また陽明部の肉乗り良くする効果もある。パイロハイドロキノンなどの現像液への添加推奨されたことがあったが、用いられることは極めて稀である。

    ※この「黄血塩」の解説は、「現像」の解説の一部です。
    「黄血塩」を含む「現像」の記事については、「現像」の概要を参照ください。

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