塩化鉄(II)
塩化鉄(II)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/24 01:18 UTC 版)
塩化鉄(II) | |
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無水物
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四水和物
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無水和物の構造
( Fe, Cl) |
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四水和物の構造
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Iron(II) chloride |
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別称
Ferrous chloride
Rokühnite |
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識別情報 | |
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3D model (JSmol)
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ChEBI | |
ChemSpider | |
ECHA InfoCard | 100.028.949 |
EC番号 |
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PubChem CID
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RTECS number |
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UNII | |
CompTox Dashboard (EPA)
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特性 | |
化学式 | FeCl2 |
モル質量 | 126.751 g/mol (無水物) 198.8102 g/mol (四水和物) |
外観 | 黄褐色の固体(無水物) 淡い緑色の固体(二水和物、四水和物) |
密度 | 3.16 g/cm3 (無水物) 2.39 g/cm3 (二水和物) 1.93 g/cm3 (四水和物) |
融点 | 677℃(無水物) |
沸点 | 1023℃(無水物) |
水への溶解度 | 64.4 g/100 mL (10 °C), 68.5 g/100 mL (20 °C), 105.7 g/100 mL (100 °C) |
溶解度 | THFに溶ける |
log POW | −0.15 |
磁化率 | +14750·10−6 cm3/mol |
構造 | |
結晶構造 | 単斜晶系 |
配位構造 | 八面体 (Fe) |
危険性 | |
安全データシート(外部リンク) | Iron (II) chloride MSDS |
GHSピクトグラム | ![]() ![]() |
GHSシグナルワード | 危険(DANGER) |
Hフレーズ | H290, H302, H315, H317, H318, H412 |
Pフレーズ | PP234, PP261, PP264, PP264+P265, PP270, PP272, PP273, PP280, PP301+P317, PP302+P352, PP305+P354+P338, PP317, PP321, PP330 |
NFPA 704 | |
勧告曝露限界 | TWA 1 mg/m3[1] |
関連する物質 | |
その他の陰イオン | フッ化鉄(II) 臭化鉄(II) ヨウ化鉄(II) |
その他の陽イオン | 塩化コバルト(II) 塩化マンガン(II) 塩化銅(II) |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
塩化鉄(II)(えんかてつ(II)、Iron(II) chloride)は、組成式 FeCl2の無機化合物である。かつては塩化第一鉄(えんかだいいちてつ、ferrous chloride)と呼ばれた[注釈 1]。水に易溶で溶解度は64.4 g/100 mL (10℃)、105.7 g/100 mL (100℃)である。潮解性がありエタノールにも可溶である。無水物は淡黄色粉末で、四水和物は黄緑色をしている。溶液を空気に放置すると酸素により酸化され塩化鉄(III)に変化する。[2]植物染料の媒染剤として用いる。
合成
塩化鉄(II)は鉄と塩化水素との反応で得られる。これはハロゲン化金属の典型的な製法である。
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