スカッチャイト
塩化マンガン(II)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/24 09:01 UTC 版)
塩化マンガン(II) | |
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塩化マンガン(II) |
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識別情報 | |
CAS登録番号 | 7773-01-5 |
特性 | |
化学式 | MnCl2 |
モル質量 | 125.844 g mol−1 |
外観 | 淡桃色結晶 |
密度 | 2.98 g cm−3, 固体 |
融点 | 654 °C, 927 K, 1209 °F |
沸点 | 1225 °C, 1498 K, 2237 °F |
水への溶解度 | 72.3 g / 100cm3 |
構造 | |
結晶構造 | 六方晶系(塩化カドミウム型) |
熱化学 | |
標準生成熱 ΔfH |
−481.29 kJ mol−1[1] |
標準モルエントロピー S |
118.24 J mol−1K−1 |
標準定圧モル比熱, Cp |
72.93 J mol−1K−1 |
危険性 | |
EU分類 | 有害 (Xn) |
NFPA 704 | |
Rフレーズ | R22 |
引火点 | 不燃性 |
関連する物質 | |
関連物質 | 塩化鉄(II) |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
塩化マンガン(II) (えんかマンガン に)は、化学式 MnCl2 で表される無機化合物で、無水物、2水和物、4水和物が知られる。普通はうすい桃色の塩である4水和物として存在する。色が薄いのはハイスピン型の d 5 電子配置による。天然にはまれにスカッチャイト(スカツキ石)として産出し、ベスビオ火山などでみられる。
製造
金属マンガンや炭酸マンガン(II) と塩化水素、塩酸の反応により無水物か水和物が得られる。
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