塩化金(I)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/04/24 09:01 UTC 版)
| 塩化金(I) | |
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別称
塩化第一金
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| 識別情報 | |
| CAS登録番号 | 10294-29-8 |
| 特性 | |
| 化学式 | AuCl |
| モル質量 | 232.423g/mol |
| 外観 | 黄色固体 |
| 密度 | 8.25g/cm3 |
| 融点 | 170℃ |
| 沸点 | 分解 |
| 水への溶解度 | ? g/L(25℃) 分解 |
| 構造 | |
| 結晶構造 | 斜方晶系 |
| 熱化学 | |
| 標準生成熱 ΔfH |
−34.7 kJ mol−1 |
| 危険性 | |
| NFPA 704 | |
| 特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 | |
塩化金(I)(えんかきん いち、Gold(I) chloride)は、化学式でAuClと表される金と塩素からなる化合物である。
性質
純粋な塩化金酸を注意深く脱水した後、真空中で156℃に加熱すると分解して、塩化金(I)が得られる。
淡黄色の斜方晶系に属する結晶で、比較的不安定であり、加熱により190℃程度で分解し、水との接触により不均化しやすい。
塩酸及び塩化アルカリの水溶液に溶解して、ジクロロ金酸イオンを生成するが、やはり不均化しやすい。
安全性
塩化金(I)は皮膚や目への刺激性があり、腎機能障害や白血球数の減少の恐れもあるため、取り扱いには注意を要する。
外部リンク
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