鴨川市コミュニティバス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/04 13:40 UTC 版)
鴨川市コミュニティバス | |
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鴨川市コミュニティバスの車両
北ルート用の日野・ポンチョ |
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運行開始 | 2008年11月1日 |
自治体 | 千葉県鴨川市 |
委託事業者 | 日東交通鴨川営業所 |
登録番号 | 袖ヶ浦ナンバー |
所管系統数 | 3 |
外部リンク | コミュニティバス(R6.4.1~) |
鴨川市コミュニティバス(かもがわしコミュニティバス)は、千葉県鴨川市が運行するコミュニティバス[1]。運行開始時より鴨川日東バスに運行を委託していたが、2020年(令和2年)10月1日付で鴨川日東バスが日東交通へ再統合されたことに伴い、鴨川日東バスから日東交通鴨川営業所へ移管された[2]。
概要
鴨川市内ではモータリゼーションの進展により市内の一般路線バスの廃止が進み、鴨川日東バスにより廃止路線代替バスが運行されていた。市では「鴨川市地域公共交通会議」での協議結果に基づき、鴨川日東バスが従来運行していた代替バス5路線(鴨川市内の全線)をコミュニティバスとして再編し、鴨川市コミュニティバスとして運行を開始した[1]。コミュニティバス運行開始にあたり、市の法定協議会が事前に運行事業者を公募し、鴨川日東バスに決定した(そのため当時は、鴨川日東バス発行の回数券・定期券が従来通り使用できた)。
コミュニティバスへ再編された、廃止路線代替バス5路線は以下のとおり[1]。
沿革
- 2008年(平成20年)11月1日 - 実証運行を開始[1]。鴨川日東バスへ運行委託。
- 2009年(平成21年)
- 2012年(平成24年)7月1日 - 南ルートでダイヤと運行方法を一部改正[1]。
- 2013年(平成25年)
- 2014年(平成26年)4月1日 - 消費税率引き上げに伴い、北ルート・南ルートで運賃改定[1]。清澄ルートでダイヤ一部改正[1]。
- 2015年(平成27年)
- 2016年(平成28年)10月1日 - 精神障害者保健福祉手帳による運賃割引を開始[1]。
- 2019年(令和元年)10月1日
- 2020年(令和2年)10月1日 - 鴨川日東バスが日東交通へ再統合され、運行が鴨川日東バスから日東交通鴨川営業所へ移管される[2]。
運賃・乗車券類
運賃体系は鴨川日東バス時代から、北ルート・南ルートでは対キロ制多区間運賃(初乗り160円)、清澄ルートについては簡易運賃制(初乗り200円と上限の400円のみ)を採用している[1]。小学生は運賃半額、未就学児は運賃無料[1]。
各種障害者手帳(身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳)の提示により本人と介助者は運賃半額(定期券は3割引)となる[1]。当初は障害者割引は身体障害者・知的障害者のみだったが、2016年10月1日より精神障害者割引も追加された[1]。障害者手帳アプリ「ミライロID」も利用できる[1]。
また、日東交通が免許返納した65歳以上の高齢者に発行している「ノーカー・サポート優待証」[5]による運賃半額割引も利用できる(支払いは現金のみ)[1]。
路線
2021年4月1日現在[1]。
北ルート
- 金山ダム - 鴨川駅西口 - 浦の脇 - 天津駅前 - 小湊駅前 - 鯛の浦 - 小湊駅前 - 内浦山県民の森(一日3往復、鯛の浦 - 内浦山県民の森はデマンド運行)
- 金山ダム - 鴨川駅西口(区間便、一日1往復)
南ルート
- 曽呂終点 - 畑青年館 - 江見小学校 - 鴨川駅西口 - 浦の脇 - 鴨川駅前(東口)(一日3往復)
- 曽呂終点 - 畑青年館 - 江見小学校 - 鴨川駅西口(区間便、一日1往復)
- 浦の脇 - 鴨川駅前(東口)(区間便、一日1往復)
清澄ルート
- 天津小湊支所 - 清澄寺 - 奥清澄
- 4月- 9月:一日7往復、10月 - 3月:一日6.5往復。下り第7便は4月 - 9月のみの季節運行、10月 - 3月は運休。
車両
北ルート・南ルートでは、小型ノンステップバスの日野・ポンチョ(ショートボディ)を使用する[1]。北ルートは水色、南ルートはオレンジ色と、車両の色が分けられている[1]。
清澄ルートでは、ワンボックスカーのトヨタ・ハイエースを使用する[1]。
脚注
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah “コミュニティバス”. 鴨川市公式ホームページ. 鴨川市 (2021年4月21日). 2022年8月23日閲覧。
- ^ a b 日東交通株式会社・館山日東バス株式会社・鴨川日東バス株式会社 (2020年9月25日). “日東グループの会社再編に関するお知らせ”. 日東交通. 2020年9月26日閲覧。
- ^ “コミュニティバス南ルート 新・江見小学校と江見こども園まで延伸 運行ダイヤも一部改正します” (PDF). 広報かもがわ 2015年3月1日号 p2 - p3. 鴨川市 (2015年3月1日). 2015年6月11日閲覧。
- ^ a b “コミュニティバス「北・清澄ルート」運行路線・ダイヤを変更” (PDF). 広報かもがわ 2015年5月1日号 p4 - p5. 鴨川市 (2015年5月1日). 2015年6月11日閲覧。
- ^ 65歳以上の方に朗報!ノーカー・サポート優待証 日東交通、2022年8月23日閲覧。
関連項目
外部リンク
- コミュニティバス(R6.4.1~) - 鴨川市
- コミュニティバスに関するQ&A - 鴨川市
鴨川市コミュニティバス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/27 10:02 UTC 版)
「鴨川日東バス」の記事における「鴨川市コミュニティバス」の解説
これまで鴨川日東バスが運行していた代替バス路線(鴨川市内の全線)を再編し、鴨川市からの委託を受けて運行する路線である。 コミュニティバスの運行にあたり、法定協議会が事前に運行事業者を公募したところ鴨川日東バスに決定したことから、回数券・定期券は同社発行のものが従来通り使用できる。また、運賃は他社路線と競合を避けるため、対キロ制を採用しているが、競合のない清澄ルートについては簡易運賃制となる(初乗り200円と上限の400円のみ)。 《北ルート》金山ダム - 安房鴨川駅(西口) - 浦の脇 - 安房天津駅 - 安房小湊駅 - 鯛の浦 - 内浦山県民の森 《南ルート》曽呂終点 - 畑 - 江見小学校 - 太海駅 - (鴨川バイパス) - 安房鴨川駅(西口) - 浦の脇 - 安房鴨川駅(東口) 《清澄ルート》天津小湊支所 - 安房天津駅 - 清澄寺 - 奥清澄2008年(平成20年)11月1日 - 運行を開始する(翌年10月31日までの実証運行)。 2009年(平成21年)11月1日 - 本格運行に移行する。 2012年(平成24年)7月1日 - 《南ルート》畑地区への乗り入れを開始する。併せて、太海地区への乗り入れを廃止。 2013年(平成25年)4月1日 - 《清澄ルート》清澄寺 - 奥清澄間をデマンド運行に移行する(一部便を除く)。 2015年(平成27年)4月1日 - 《南ルート》江見小学校への乗り入れを開始する。 2015年(平成27年)6月1日 - 《北ルート》運行区間の延伸(鯛の浦 - 内浦山県民の森間、デマンド運行)。《清澄ルート》運行本数を増便。 2016年(平成28年)10月1日 - 精神障害者保健福祉手帳による運賃割引を開始。 2019年(令和元年)10月1日 - 《北ルート》全日ダイヤに統一。
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