鮮魚専用重冷蔵タイプとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 鮮魚専用重冷蔵タイプの意味・解説 

鮮魚専用重冷蔵タイプ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/07 05:55 UTC 版)

日本のコンテナ輸送」の記事における「鮮魚専用重冷蔵タイプ」の解説

昭和58年東急車輛大阪工場にて製作されコンテナは、「鮮魚専用重冷蔵タイプ」の試作第一号として、 UR1-568 の国鉄登録形式番号付与された。冷蔵コンテナの要となる、外気温いかにして庫内へ伝えにくくするかという性能現す数字として、熱貫流率単位で0.28 (数値小さいほど高性能を表す) と言う当時標準的な冷蔵コンテナの約1.8倍近い高性能誇っていた。またこの試作品は、当時各種私有コンテナ製作していた同業者富士重工や、日本車両三社共同連名で統一パンフレット作り共同受注模索した。なお、この方式はいわゆる商売敵同士共同戦を組むと言う前例のない販売スタイルとなったが、結局JR貨物移行後の形式変更含めて通算で僅か数百程度しか製作されず、しかも東急車輛富士重工でほぼ半々受注となり、日本車両は全く製作されなかった。 また近年では市場への引込み線廃止や、高速道路網発達競合するトラックなどの輸送体系の劇的な変化さらには鮮魚輸送宿命的とも言える魚類特有の匂い付着影響で、一般雑貨などの帰り荷が積載出来ず、ほぼ空コン状態での返回送による無駄な運賃発生により、輸送手段としての競争力失ってしまった。そのほか積荷による塩害腐食により室内ステンレス仕様のためにさほどの影響は無いものの、コンテナ外観激し腐食避けられず、特に両側面に付いている積み込み口のドア周りや、積み込み下部中央付近に設置されている車両との緊締装置致命的な強度低下による短命廃棄などの事情重なり、現在ではこのタイプ製作されておらず、また実際に使われているコンテナは、ほぼ全滅態と思われるウィキメディア・コモンズには、鮮魚輸送専用冷蔵コンテナに関するメディアあります

※この「鮮魚専用重冷蔵タイプ」の解説は、「日本のコンテナ輸送」の解説の一部です。
「鮮魚専用重冷蔵タイプ」を含む「日本のコンテナ輸送」の記事については、「日本のコンテナ輸送」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「鮮魚専用重冷蔵タイプ」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「鮮魚専用重冷蔵タイプ」の関連用語

1
6% |||||

鮮魚専用重冷蔵タイプのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



鮮魚専用重冷蔵タイプのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの日本のコンテナ輸送 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS