日本の鉄道コンテナとは? わかりやすく解説

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日本の鉄道コンテナ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/28 23:21 UTC 版)

日本の鉄道コンテナ(にほんのてつどうコンテナ)は、大きく分けていわゆる国際海上コンテナ輸送用の「ISOコンテナ」、内航コンテナ輸送用の「JIS Z1610 国内貨物用コンテナ」、および鉄道コンテナ登録の大多数を占める「JR貨物独自のサイズ」とに分けられる。これらは鉄道貨物輸送を担うJR貨物が全てのコンテナ個々に、専用形式 + 本体番号からなる「管理番号」を付して登録管理[注 1]している(#所有者を参照)。


注釈

  1. ^ ただし、一部の国際コンテナや内航コンテナ輸送では、輸送の都度に使い捨てとして発行される管理番号を使用する。
  2. ^ 事前に決められた貨物輸送単位(kgt・m2)辺りで比較した料金。
  3. ^ 文献によっては「ヤード集結輸送方式」または単に「ヤード方式」などの複数の呼ばれ方があるが、ここでは1984年2月1日国鉄ダイヤ改正で記された呼び方に統一した。
  4. ^ 新聞紙用のロール紙専用輸送列車(紙列車)、石油類の専用列車(燃料列車)、セメント専用列車、鮮魚専用列車など。
  5. ^ 文献によっては「直行輸送方式」または単に「直行方式」などの複数の呼ばれ方があるが、ここでは1984年2月1日国鉄ダイヤ改正で記された呼び方に統一した。
  6. ^ これにより、クレーンなどの吊り上げ荷役後に海上輸送で、鉄道の代行輸送に対応する。
  7. ^ ただし、一例として19C※形式消滅・19F※形式消滅・20B - 1000〜番台など、一部の形式では装備されていない事例がある。
  8. ^ JR所有の無蓋コンテナ M2A形コンテナは実質的に事業用で、床面積と呼び数値とが一致しない。
  9. ^ 数値の前に 0 を挿入しているのは、すでにJR貨物UT7C形コンテナがあり運用されてい9たため。
  10. ^ このコンテナ以外はドライコンテナの転用で賄われている。
  11. ^ いずれもドライコンテナの転用で生じた区分である。
  12. ^ コンテナは段積み回送はおろか、空コン留置中においても、このコンテナの上に他のコンテナを段積みする事を禁止するステッカーが貼ってある。2008年4月4日、大分/西大分駅にて撮影。
  13. ^ 通常は床面と同等の高さ(例外あり)に設けられた蝶番で、囲いが手前に倒れるように開く方式。
  14. ^ ただし、所有者によっては出荷量などの都合で横長小型タンクが一個のみの場合もある。この場合は、コンテナバランスの安全を確保するために、白色のウエイト(重し用)コンテナを抱き合わせている。
  15. ^ ただし側面部位は全面開きではなく、正面右側の約半分程度の側面部位のみが、観音開きとなっている。
  16. ^ 従来からの特殊構造や総重量等による基本的な規格外での番台区分けではなく、いわゆる「個々の事案事情」により1000〜番台を割り当ている。
  17. ^ 上部全面が観音開きの積み込み口となり、左妻壁側から排出する。このコンテナでの上部投入口および、後部排出口の開閉操作は手動である。2006年4月9日神奈川末広町駅にて撮影。
  18. ^ 東京の処分地でダンプアップして効率よく排出するために、後部も観音開きとなっている。この現場と出荷貨物駅間は、通常の三個積みトレーラーで輸送する。2013年11月29日岩手県陸前高田市にて撮影。

出典

  1. ^ a b c d 全国貨物純流動調査(物流センサス) (Report). 国土交通省. 2021.
  2. ^ 鉄道貨物輸送の今” (pdf). 一橋大学鉄道研究会. p. 49. 2021年1月21日閲覧。
  3. ^ 『貨物鉄道百三十年史』中巻 pp.262 - 263
  4. ^ a b c 植田義明「新しい鉄道貨物営業――その背景と基本的方向」『国有鉄道』41(3)(405)、交通協力会、1983年3月、10-14頁、doi:10.11501/2277123 
  5. ^ a b 貨車技術発達史編纂委員会 2008, pp. 426–427.
  6. ^ 全国通運連盟(31 ft級コンテナ数の推移)グラフより
  7. ^ [1](令和四年総務省令第二十八号による改正)危険物の規制に関する規則
  8. ^ RACS番号、コンテナ番号について”. 日本通運. 2024年3月29日閲覧。
  9. ^ コンテナのサイズ・種類”. JR貨物. 2024年3月28日閲覧。
  10. ^ 大型コンテナ輸送(31フィート)”. JR貨物. 2024年3月28日閲覧。
  11. ^ JR貨物「会社概要」より。
  12. ^ 日通商事の「40フィートフルサイドウイング国際海上コンテナ」より
  13. ^ クールコンテナのアフターサービス終了のお知らせ
  14. ^ a b c 貨車技術発達史編纂委員会 2008, p. 420.
  15. ^ 貨車技術発達史編纂委員会 2008, p. 422 - 423.
  16. ^ 貨車技術発達史編纂委員会 2008, p. 442.
  17. ^ 貨車技術発達史編纂委員会 2008, p. 433.
  18. ^ 新しい貨物列車の世界/廃棄物鉄道輸送「DOWA号」/2021-10発行 /交通新聞社/記載 p 43.
  19. ^ 国鉄時代の私有コンテナ第33回/月刊とれいん詩2014-4発行/記載 p39.
  20. ^ 国鉄時代の私有コンテナ第33回/月刊とれいん詩2014-4発行/記載 p38.
  21. ^ https://driversjob.jp/contents/trucks/k0900 ドライバーズ・ジョブ内、「平ボディトラックの部位の名称『あおりとは』」より。
  22. ^ https://shima-corp.com/labo/parts/truck-tilt-type シマ商会HP「あおり」より。
  23. ^ https://jta.or.jp/ippan/hayawakari/4-meishou.html 全日本トラック協会HP「ボディの各部の名称」より。
  24. ^ 国鉄時代の私有コンテナ第34回/月刊とれいん詩2014-5発行/記載 p28.
  25. ^ 国鉄時代の私有コンテナ第34回/月刊とれいん詩2014-5発行/記載 p29.
  26. ^ a b c d 運輸タイムズ,1999年1月25日付け紙面より。
  27. ^ 交通新聞,1998年5月15日付け紙面より。
  28. ^ 交通新聞,1999年2月19日付け紙面より。
  29. ^ a b c d e f 運輸タイムズ,1999年4月26日付け紙面より。
  30. ^ 乗りものニュース 『リニア中央新幹線の専用貨物列車が出発進行 その目的とは?』 2020年8月1日閲覧。
  31. ^ 橋本真「コキがコキフに変身 コンテナーサイズの車掌車」『鉄道模型趣味増刊 Nゲージマガジン No.15』(1991年夏号)、機芸出版社、1991年、雑誌コード06456-7、P68。


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