高屋窓秋とは? わかりやすく解説

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高屋窓秋

高屋窓秋の俳句

ちるさくら海あをければ海へちる
人ゆきしひとすぢのみち鳥世界
山鳩よみればまはりに雪がふる
月光をふめばとほくに土こたふ
木の家のさて木枯らしを聞きませう
河ほとり荒涼と飢ゆ日のながれ
海原の 海べの 酒は こぼれけり
石の家にぼろんとごつんと冬が来て
蝶ひとつ 人馬は消えて しまひけり
血を垂れて鳥の骨ゆくなかぞらに
降る雪が川の中にもふり昏れぬ
雪の山山は消えつつ雪ふれり
頭の中で白い夏野となつてゐる
 

高屋窓秋

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/27 04:54 UTC 版)

高屋 窓秋(たかや そうしゅう、1910年2月14日 - 1999年1月1日)は、俳人。本名・正国(まさくに)。従来の写生主義、花鳥諷詠の俳句から離れた句作を行い、昭和初期の新興俳句運動に大きな影響を与えた。代表句に「頭の中で白い夏野となつている」「ちるさくら海あをければ海へちる」「山鳩よみればまはりに雪がふる」など。


  1. ^ 『富澤赤黄男 高屋窓秋 渡邊白泉 集』解説、343頁
  2. ^ 『富澤赤黄男 高屋窓秋 渡邊白泉 集』解説、349頁
  3. ^ a b 山本健吉 『定本 現代俳句』 角川書店、1998年、360頁


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