青森県石神遺跡出土品
主名称: | 青森県石神遺跡出土品 |
指定番号: | 458 |
枝番: | 00 |
指定年月日: | 1990.06.29(平成2.06.29) |
国宝重文区分: | 重要文化財 |
部門・種別: | 考古資料 |
ト書: | |
員数: | 一括 |
時代区分: | 縄文 |
年代: | |
検索年代: | |
解説文: | 石神遺跡は岩木山の北東麓、津軽平野をのぞむ丘陵の先端に位置する。遺跡の発見は古く、すでに明治・大正年間にはその存在が知られていた。本件の一括は、その後昭和三十八年から四十二年にかけて、遺跡地の畑地化工事が行われた際の調査によって出土したものである。 これらは、一一四箇の土器類を中心に、土偶残欠共九箇、土製耳飾【みみかざり】四箇、土錘【どすい】三箇、異形土製品三箇、石製垂飾【たれかざり】一二箇、石製〓状耳飾【けつじようみみかざり】残欠五箇、玉類二八箇、異形石製品一箇で構成される。このうち、主体をなす土器類は、深鉢形土器を中心に浅鉢形、皿形と、各器形を含み、時期的にも東北地方北半の縄文時代前期・中期の土器型式である円筒下層式【えんとうかそうしき】・円筒上層式【えんとうじようそうしき】のほぼ全てを網羅する。また箇々の復元箇体は、細部の補修・欠失はあるにせよ、全体的に遺存率がきわめて高い。一方、主に円筒上層式期の土偶のうちには、いわゆる″十字形土偶″の完形品四箇を含むほか、下辺が幅広く直線的な形態の石製〓状耳飾残欠や、石製小玉等の玉類および垂飾品類にも見るべきものが多い。 縄文時代前期・中期の東北地方北半の遺物群の様相を知るうえで貴重な一括であり、その内容には注目すべきものがある。 |
考古資料: | 青森県三内丸山遺跡出土品 青森県大石平遺跡出土品 青森県宇鉄遺跡出土品 青森県石神遺跡出土品 青森県砂沢遺跡出土品 青森県薬師前遺跡墓坑出土品 青森県風張1遺跡出土品 |
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