阪神主催試合
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/22 07:00 UTC 版)
阪神タイガースは親会社の阪神電気鉄道が旧運営会社(第三セクター)に出資した経緯があり、本拠地の阪神甲子園球場に近いことや西大阪線の延伸予定地(現:阪神なんば線)に近かったことから開場以来、地方開催扱いで主催試合を行っている。ただし、対戦相手が読売ジャイアンツとの試合は開催されていない。 当初は梅雨の時期と全国高等学校野球選手権大会の時期に1カードずつであったが、2007年以降現在は、開幕直後の選抜高等学校野球大会開催期間中に1カード、8月の全国高等学校野球選手権大会開催期間中に2カード、計8ないし9試合というのが通例になっている(他の時期に1カード追加されたシーズンあり)。これにより死のロードの負担が軽減されている。 2007年から2009年の3年間のシーズンオフにかけて行われた甲子園球場の改修工事に伴い、阪神が10月以降の公式戦およびクライマックスシリーズ・日本シリーズに進出した場合に甲子園が使用できないこととなったため、スカイマークスタジアム(現:ほっともっとフィールド神戸)と共に代替球場として挙げられた。実際に2008年10月のクライマックスシリーズファーストステージの3試合が京セラドームで行われた(2008年10月の公式戦はスカイマークで開催)。2009年10月の公式戦は工期の見直し等により甲子園球場で開催された。 オープン戦での主催試合は2004年以前も年度により対近鉄戦のうち1試合を阪神主催にして行われていたが、2005年以降は連続して行われており、最終戦になることが多い。例年春分の日前後の週末に組まれており、2013年以降はその年のオープン戦最終3連戦がオリックス戦となっている。例年2戦目(土曜日)の1試合のみ阪神主催としており、ユニフォームもホームとビジターとで変えている上、場内アナウンスやスコアボード表示の演出およびグラウンド上のパフォーマンスなども甲子園球場に準じた形式に改められているものの、ベンチは入れ替えておらず3試合ともオリックスが1塁側を使用する。なお、2020年のみ1戦目が阪神主催であった(新型コロナウイルス感染拡大を受けて無観客開催)。
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