阪神ファンの特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/10 21:11 UTC 版)
阪神ファンは、阪神タイガースに対して強い一体感を持っている。前述のアンケート調査からも、阪神ファンは球団に対する愛着やファン同士の連帯感が強いことが示される。巨人の元エースで阪神のコーチも務めた西本聖は、「巨人ファンにとって巨人は趣味の一つ。阪神ファンにとって阪神は生活の一部」と評し、経済評論家の國定浩一は「阪神ファンにとって球場での応援は「観戦」ではなく「参戦」である。」と分析している。 さらに阪神ファンは、熱狂的で、感情的で、陽気で、お祭り好きというイメージが自他共にある。野球にそこまで関心がないか、あるいは球団やファン集団への愛着が元々薄い比較的ミーハーと言えるプロ野球ファンは、巨人を支持する人がもっとも多いが、熱狂的なファン層では阪神を支持するファンがもっとも多いことが判明している。 テレビ観戦では、他の球団のファンでは血圧低下が見られたのに、阪神ファンではテレビ観戦でも血圧が上昇するという報告があり、医学的にも上記のような阪神ファンの性質が伺える。またこの報告では、観戦後には心拍数が低下し、唾液中のストレス物質の低下する傾向が阪神ファンにはあり、観戦によって心理的ストレスの軽減が図られている様子も伺える。この阪神ファンの情熱は、リハビリなどの治療に効果的に使われることもある。例えば、長期療養や半身麻痺の阪神ファンが試合観戦や、後述する「道頓堀ダイブ」を目標にリハビリに取組み、高い意欲を引き出すといった事例がある。 なお、関西地区以外にも阪神ファンは多数存在するが、インフォシークによると東京の阪神ファンと大阪の阪神ファンには違いがあるという。東京の阪神ファンは「アンチ巨人だから」や「ヤンチャ(または悪役)なチーム」という理由で応援する人が多いのに対し、大阪の阪神ファンにはそのような理由でファンになる人はあまりおらず、大阪人にとっては「野球=阪神タイガース」であるとのこと。
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