鍛冶町 (千代田区)とは? わかりやすく解説

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鍛冶町 (千代田区)

(鍛治町_(千代田区) から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/12 02:15 UTC 版)

日本 > 東京都 > 千代田区 > 鍛冶町 (千代田区)
鍛冶町
町丁
神田駅 東口(2007年12月1日)
北緯35度41分28秒 東経139度46分18秒 / 北緯35.691067度 東経139.771747度 / 35.691067; 139.771747
日本
都道府県  東京
特別区 千代田区
地域 神田地域
人口情報2025年(令和7年)3月1日現在[1][2]
 人口 323 人
 世帯数 211 世帯
面積[3]
  0.107908384 km²
人口密度 2993.28 人/km²
郵便番号 101-0044[4]
市外局番 03(東京MA[5]
ナンバープレート 品川
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神田鍛冶町
町丁
北緯35度41分28秒 東経139度46分18秒 / 北緯35.691067度 東経139.771747度 / 35.691067; 139.771747
日本
都道府県  東京
特別区 千代田区
地域 神田地域
人口情報2025年(令和7年)3月1日現在[1][2]
 人口 100 人
 世帯数 57 世帯
面積[3]
  0.019337293 km²
人口密度 5171.35 人/km²
郵便番号 101-0045[6]
市外局番 03(東京MA[5]
ナンバープレート 品川
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神田鍛冶町三丁目

鍛冶町(かじちょう)は、東京都千代田区にある地名。現行行政地名は鍛冶町一丁目および二丁目(住居表示実施済み区域)。なお、本項では起源を同じくする隣町の神田鍛冶町(かんだかじちょう、住居表示未実施区域)についても説明する。

神田鍛冶町は、現在は三丁目のみが存在する。

概要

東京都千代田区の北東部に位置する。神田鍛冶町も含めると、地域北部は一八通りに接しこれを境に千代田区神田須田町に接する。地域東部は千代田区神田東松下町神田富山町神田紺屋町神田北乗物町神田西福田町神田美倉町にそれぞれ接する。地域南部は中央区日本橋室町日本橋本石町日本橋本町にそれぞれ接する。地域西部は千代田区内神田神田司町にそれぞれ接する。

「神田鍛冶町」は近世以来の町名である。関東大震災後の復興区画整理にともない神田区(千代田区の前身)の町名地番整理が実施されたが、旧神田鍛冶町は1933年に周辺の町を編入して神田鍛冶町一・二・三丁目に再編された(別項「千代田区の町名」も参照)。1974年昭和49年)1月1日の住居表示実施により、一・二丁目は「神田」の冠称を廃して「鍛冶町一丁目・二丁目」となった。一方、三丁目は住居表示未実施で、現在も「神田鍛冶町」と称する[7]

当地は神田駅傍の商業地域であり、オフィスビルや商店が多く見られる地域となっている。

治安対策

2012年、東京都は鍛冶町一丁目及び二丁目、神田鍛冶町三丁目について都迷惑防止条例に基づき、客引きスカウトのみならず、それらを行うために待機する行為なども禁止する区域に指定した[8]。 さらに2019年には同区域を暴力団排除条例に基づき、暴力団排除特別強化地域に指定[9]。地域内では暴力団と飲食店等との間で、みかじめ料のやりとりや便宜供与などが禁止され、違反者は支払った側であっても懲役1年以下または罰金50万円以下の罰則が科されることとなった[10]

地域内の町名・施設

鍛冶町一丁目

地域南東部。JR中央線線路の東側で、神田金物通りより南の地域。神田駅に近く、ビルや商店が立ち並んでいる。

鍛冶町二丁目

地域北東部。JR中央線の線路の東側で神田金物通りより北の地域。神田駅前に当たり、ビルや商店が立ち並ぶ。JR線の神田駅も当地にある。神田駅付近のガード下には、飲食店居酒屋が密集している。

神田鍛冶町三丁目

地域北西部。JR中央線の線路の西側で神田警察署通りより北の地域。神田駅前に当たり、ビルや商店が立ち並ぶ。当地の地下には東京メトロ銀座線神田駅のホームが通っている(駅舎は当地外北側の神田須田町にある)。

世帯数と人口

2025年(令和7年)3月1日現在(千代田区発表)の世帯数と人口は以下の通りである[1][2]

鍛冶町

丁目 世帯数 人口
鍛冶町一丁目 65世帯 108人
鍛冶町二丁目 146世帯 215人
211世帯 323人

人口の変遷

国勢調査による人口の推移。

人口推移
人口
1995年(平成7年)[11]
319
2000年(平成12年)[12]
273
2005年(平成17年)[13]
232
2010年(平成22年)[14]
230
2015年(平成27年)[15]
263
2020年(令和2年)[16]
287

世帯数の変遷

国勢調査による世帯数の推移。

世帯数推移
世帯数
1995年(平成7年)[11]
140
2000年(平成12年)[12]
121
2005年(平成17年)[13]
112
2010年(平成22年)[14]
111
2015年(平成27年)[15]
142
2020年(令和2年)[16]
179

神田鍛冶町

人口の変遷

国勢調査による人口の推移。

人口推移
人口
1995年(平成7年)[11]
78
2000年(平成12年)[12]
47
2005年(平成17年)[13]
52
2010年(平成22年)[14]
65
2015年(平成27年)[15]
120
2020年(令和2年)[16]
103

世帯数の変遷

国勢調査による世帯数の推移。

世帯数推移
世帯数
1995年(平成7年)[11]
35
2000年(平成12年)[12]
25
2005年(平成17年)[13]
26
2010年(平成22年)[14]
29
2015年(平成27年)[15]
69
2020年(令和2年)[16]
56

学区

区立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる(2017年8月現在)[17]。なお、千代田区の中学校では学校選択制度を導入しており、区内全域から選択することが可能[18]

丁目 番地 小学校 中学校
鍛冶町一丁目 全域 千代田区立千代田小学校 千代田区立麹町中学校
千代田区立神田一橋中学校
鍛冶町二丁目 全域
神田鍛冶町三丁目 全域

交通

地域を南北に中央通りが通っている。地域を東西に神田金物通りが通っており、両道路は鍛冶町一丁目と鍛冶町二丁目の境界となっている。また東西には神田警察通り(JR線の西側での呼称)・神田平成通り(JR線の東側での呼称)も通っている。神田警察通り側では南部の内神田の境界部にもなっている。また一丁目内は南北に日銀通りが通っている。

地域内をJR中央線・山手線京浜東北線などの線路が通っており、JR中央線の線路は鍛冶町二丁目と神田鍛冶町三丁目との境界にもなっている。当地にはJR神田駅も所在し、これらの路線が利用可能となっている。また、地下鉄銀座線の神田駅も当地にあり、これも多く利用されている。

事業所

2021年(令和3年)現在の経済センサス調査による事業所数と従業員数は以下の通りである[19]

鍛冶町

丁目 事業所数 従業員数
鍛冶町一丁目 354事業所 6,584人
鍛冶町二丁目 381事業所 7,003人
735事業所 13,587人

事業者数の変遷

経済センサスによる事業所数の推移。

事業者数推移
事業者数
2016年(平成28年)[20]
818
2021年(令和3年)[19]
735

従業員数の変遷

経済センサスによる従業員数の推移。

従業員数推移
従業員数
2016年(平成28年)[20]
12,648
2021年(令和3年)[19]
13,587

神田鍛冶町

  • 事業所数 : 209事業所
  • 従業員数 : 3,331人

事業者数の変遷

経済センサスによる事業所数の推移。

事業者数推移
事業者数
2016年(平成28年)[20]
178
2021年(令和3年)[19]
209

従業員数の変遷

経済センサスによる従業員数の推移。

従業員数推移
従業員数
2016年(平成28年)[20]
2,109
2021年(令和3年)[19]
3,331

その他

日本郵便

  • 集配担当する郵便局と郵便番号は以下の通りである[21])。
町丁 郵便番号 郵便局
鍛冶町 101-0044[4] 神田郵便局
神田鍛冶町 101-0045[6]

脚注

  1. ^ a b c 町丁別年齢別人口(住民基本台帳) - 令和7年3月1日現在” (XLS). 千代田区 (2025年3月13日). 2025年3月31日閲覧。 “(ファイル元のページ)(CC-BY-2.1)
  2. ^ a b c 町丁別世帯数および人口(住民基本台帳)”. 千代田区 (2025年3月13日). 2025年3月31日閲覧。
  3. ^ a b 『国勢調査町丁・字等別境界データセット』(CODH作成)”. CODH. 2025年3月30日閲覧。(CC-BY-4.0)
  4. ^ a b 鍛冶町の郵便番号”. 日本郵便. 2025年3月9日閲覧。
  5. ^ a b 市外局番の一覧”. 総務省. 2019年6月24日閲覧。
  6. ^ a b 神田鍛冶町の郵便番号”. 日本郵便. 2025年3月9日閲覧。
  7. ^ 住居表示と町名の情報 神田と麹町:千代田区。また鍛冶町同様に「神田」を冠称する旧町名と新町名が並存するケースとして神田岩本町と岩本町がある。神田 (千代田区)も参照のこと。
  8. ^ 客引き等の相手方となるべき者を待つ行為を規制する区域の指定について”. 警視庁ホームページ (2016年3月11日). 2022年8月27日閲覧。
  9. ^ 暴力団排除特別強化地域”. 警視庁 (2019年). 2022年8月22日閲覧。
  10. ^ 東京都暴力団排除条例”. 東京都ホームページ (2019年). 2022年8月22日閲覧。
  11. ^ a b c d 平成7年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年3月28日). 2019年8月16日閲覧。
  12. ^ a b c d 平成12年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年5月30日). 2019年8月16日閲覧。
  13. ^ a b c d 平成17年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年6月27日). 2019年8月16日閲覧。
  14. ^ a b c d 平成22年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2012年1月20日). 2019年8月16日閲覧。
  15. ^ a b c d 平成27年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2017年1月27日). 2019年8月16日閲覧。
  16. ^ a b c d 令和2年国勢調査の調査結果(e-Stat) -男女別人口,外国人人口及び世帯数-町丁・字等”. 総務省統計局 (2022年2月10日). 2022年2月20日閲覧。
  17. ^ 区立小学校の通学区域”. 千代田区 (2017年8月17日). 2018年1月2日閲覧。
  18. ^ 区立中学校の通学区域と学校選択”. 千代田区 (2017年10月26日). 2018年1月2日閲覧。
  19. ^ a b c d e 経済センサス‐活動調査 / 令和3年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 事業所数、従業者数(町丁・大字別結果)”. 総務省統計局 (2023年6月27日). 2023年9月15日閲覧。
  20. ^ a b c d 経済センサス‐活動調査 / 平成28年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 都道府県別結果”. 総務省統計局 (2018年6月28日). 2019年10月23日閲覧。
  21. ^ 郵便番号簿 2024年度版” (PDF). 日本郵便. 2025年3月9日閲覧。

外部リンク




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