銭形平次とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 文化 > 芸能 > 主人公 > 銭形平次の意味・解説 

銭形平次

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/24 05:34 UTC 版)

投げ銭」の記事における「銭形平次」の解説

日本では野村胡堂による1931年昭和6年初出小説テレビ時代劇定番にもなった『銭形平次捕物控』で、主人公である江戸目明かし岡っ引平次通称:銭形平次)が繰り出す必殺技としての投げ銭」が有名であった。これは、逃げようとしたり歯向かってきたり人質殺そうとしたりする敵の動き見定め平次が、十手格好よく構えつつ、当時庶民であれば誰でも紐を通して持ち歩いていたであろう四文銭寛永通寳真鍮四文銭)の1枚素早く取り出し(この場合に使う分を10程、留め結び付きの紐に通してある)、相手の頭や手元などに投げ付け機先を制するというものである重さ5グラムなので、石礫並み威力がある)。テレビ時代劇主題歌(唄:舟木一夫)でも「今日決めて今日決めての 銭がとぶ」と歌っている。なお、二代目大川橋蔵平次演じたシリーズでは、投げ銭使い手が敵(浪人)としても登場し平次追い詰める野村胡堂随筆集胡堂百話』(1959年昭和34年〉刊)の「銭形平次誕生(2)」には、「普通の一文銭なら軽すぎるが、徳川中期から出た四文銭裏面に波の模様のあるいわゆる波銭ならば、目方といい、手ごたえといい、素人の私が投げてみても、これならば相手戦闘力一時的に完封できそうである」との記述がある。なお、作中では描かれないが、岡っ引というのは大変に薄給で、事後回収叶わない場合も多いであろう投げ銭は、相当に痛い出費繋がったことが推定できる。「わずか4文ばかり」の出費と言うのは収支無視した見方であって後述するファイナルファンタジーシリーズにも通じる話であるが、身を切るような痛さ引き換えにした大技というのが、経済面から見た場合実態である。

※この「銭形平次」の解説は、「投げ銭」の解説の一部です。
「銭形平次」を含む「投げ銭」の記事については、「投げ銭」の概要を参照ください。


銭形平次

ウィキペディア小見出し辞書の「銭形平次」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ




銭形平次と同じ種類の言葉

このページでは「ウィキペディア小見出し辞書」から銭形平次を検索した結果を表示しています。
Weblioに収録されているすべての辞書から銭形平次を検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
 全ての辞書から銭形平次 を検索

英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「銭形平次」の関連用語

銭形平次のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



銭形平次のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの投げ銭 (改訂履歴)、銭形 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS