銅造如来倚像とは? わかりやすく解説

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銅造如来倚像(法隆寺献納)

主名称: 銅造如来倚像(法隆寺献納
指定番号 3181
枝番 00
指定年月日 1965.05.29(昭和40.05.29)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 彫刻
ト書
員数 1躯
時代区分 奈良
年代
検索年代
解説文: 奈良時代作品

銅造如来倚像(薬師堂安置)

主名称: 銅造如来倚像(薬師堂安置
指定番号 3395
枝番 00
指定年月日 1987.06.06(昭和62.06.06)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 彫刻
ト書
員数 1躯
時代区分 奈良
年代
検索年代
解説文:  近年見出され比較大型金銅仏で、このように両足踏み下げて倚坐する如来彫像遺品は、本像のほかに東京深大寺釈迦如来像重文)など金銅仏四例と奈良法隆寺塑造塔本四面具国宝)の弥勒仏像知られる過ぎず白鳳天平彫刻限られている。
 胴部長く両脚をゆったりと開いた姿態深大寺像に似通い、右の肩から上膊、肘先を被う大衣形式共通しているが、深大寺像の軽快曲線による整斉された衣文表現に対して、本像は、より自然な形の襞褶を深く刻んでいる。眉目上方寄せた、やや面長の顔立ちも、いわゆる白鳳童顔とは異なり和銅四年(七一一造立法隆寺塔本諸像以後多く認められる
 鋳造蝋型により、その全容を一鋳として鍍金を施す。厚味頭部まで均一ながら、深大寺像など七世紀後半に溯る作例比較する幾分厚手になり、胸および背中両脚上面の各中央型持を置くことは深大寺像と同様であるが、足先内部中空足首を裳裏に共吹きし、また奈良・薬師寺金堂本尊国宝)をはじめとする当代金銅仏大作用いられている釘付の型持認められる表現および技法過渡的様相から製作は八世紀前半頃と考えられ当代小金仏の優品として高く評価される
 本像は永禄年間一一五八-八〇)、真室川居城構えた延貞綱によって近江より移され薬師如来像伝えられ山神社本殿とされる薬師堂祀られている。



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