銅造如来及両脇侍像とは? わかりやすく解説

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銅造如来及両脇侍像

主名称: 銅造如来及両脇侍像
指定番号 3382
枝番 00
指定年月日 1985.06.06(昭和60.06.06)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 彫刻
ト書
員数 3躯
時代区分 飛鳥
年代
検索年代
解説文:  能登半島先端部に位置する珠洲郡内浦町当寺本尊として安置される小金仏で、頭飾正面化仏を表す左脇侍観音とする阿弥陀三尊像として造立されたことも考えられるが、伝来経緯等詳らかでない。
 中尊は、前屈み頭部突出す姿勢格狭間刳り抜いた宣字座坐り膝上においた両手の左は掌を仰いで小珠を執り、右は伏せ、裾を左右に張った懸裳を正面垂れる。宣字座から出る屈曲した長いをもつ八方二段の浅い蓮華座には、上躰をつよく後方反らせ小ぶり脇侍菩薩が立ち、瑤珞を添えた天衣懸ける両腕の臂を躰側につけて屈しいずれも右手には水瓶執る
 正面性のつよい姿態や懸裳の図式的な意匠などに、古い形式踏襲しつつ、目鼻立ち褶襞簡略な手法表され肉取りに柔軟さが加わるところから、製作は七世紀後半比較早い時期考えられよう。各尊は、それぞれの台座含めて蝋型により一鋳としており、鋳上がり良い中尊は、頭部までほぼ一センチ均一な厚みを示し頸部背面型持痕、頸部正面から胸の上部にかけてと宣字座正面鋳かけ痕跡認められる脇侍ムクで、銅製蓮茎の先が上躰まで長く包み込まれている。造像時の鍍金に至るまで保存良いことも特筆される



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