銅造千手観音立像とは? わかりやすく解説

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銅造千手観音立像

主名称: 銅造千手観音立像
指定番号 3376
枝番 00
指定年月日 1984.06.06(昭和59.06.06)
国宝重文区分 重要文化財
部門種別 彫刻
ト書
員数 1躯
時代区分 鎌倉
年代
検索年代
解説文:  十一四十二臂の千手観音立像である。髻から足〓までを肉薄く一鋳とし、頭上面(現状亡失)と合掌・宝鉢手、左右各三列の脇手別に鋳造して取付ける構造で、概して上がりはよく、一部当初鍍金残っている。
 その引き締まった肉取りやにぎやかな衣文構成などは、鎌倉初期慶派学んだのである。やや重苦しい表情肩先腹部をつよく突き出した体躯のつくりには、一種地方的なとともに作家個性窺われ十三世前半制作され金銅仏の優品として推賞される。
 脇手右前列の接合部には、願主のものと思われる「平胤時」という人名刻まれているが、これは『千葉系図』に源頼朝御家人千葉常胤の孫とある千葉八郎時に当てることができよう千葉胤時は、『吾妻鏡』嘉禎三年一二三七)から宝治元年一二四七)に至る間、九回にわたり将軍供奉する騎馬随兵として見えまた、この時期行われた香取社造営に関する文書によって、下総国匝瑳北条【そうさほうじよう】庄(千葉県八日市場市及び香取郡干潟町一部)の在地領主であったことが知られる



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