鉄道博物館構想
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日本の鉄道博物館 (さいたま市)、トヨタ産業技術記念館による運営面での助言のもとで「台北機廠鉄道博物館園区」へと再生する構想がある。 2016年6月20日、文化部、交通部、台鉄の3者で修復や再活用案に合意。 7月9日、立法院で三読会制による文化資産保存法条文修正が通過したことを受けて行政院は文化部に国家レベルの鉄道博物館創設を指示、文化部が計画を推進することとなった。 2017年2月14日、文化部と交通部が鉄道博物館創設について相互協力する覚書を締結した。 6月16日、当機廠を所管することになった文化部は翌月に一部を一般公開することと公開施設のリストを公表した。 7月19日、一般公開を開始(10-40人の団体で水曜日と土曜日の週2回)。 8月1日、さいたま市の鉄道博物館で国鉄583系電車2両(モハネ582-106とモハネ583-106)の寄贈式が行われ、日本側はJR東日本と鉄道博物館、台湾側は台北駐日経済文化代表処駐日代表の謝長廷、中華民国文化部部長鄭麗君、国立台湾博物館館長の洪世佑らが立会い、協力確認書に署名した。 11月13日、秋田港から貨物船「Chiang Qing」で海上輸送されてきた583系車両が台北港に到着。市中の高さ制限により台車を外した状態で輸送され、同15日に台北機廠で再度組立、洗浄し搬入された。11月17日には文化部主催で園内でクラシックコンサートが開催され、国立台湾交響楽団(中国語版)の演奏のバックにEMU100型と隣り合って陳列された。 展示中のモハネ582-106とモハネ583-106 2018年6月9日(鉄路節) - 台東機務分段に留置されていたDR2102、DR2203、DR2303、DR2404が順次莒光号客車に挟まれて七堵調車場まで回送され、その後台北機廠に搬入、修復のうえで文化資産として展示する覚書を交通部と文化部が交わした。 10月、100両が輸出されたタイ国有鉄道の緩急車BV.15092(1965年製)がタイ側から譲渡され、構内に展示された。 2019年8月15日 - 文化部が博物館化作業の受け皿となる4級機関「国家鉄道博物館準備処」を部内に設立。 9月18日 - 文化部長鄭麗君が国立台湾師範大学地理学教授で本機廠の全域古蹟化にも貢献した洪致文に初代主任就任を要請、洪は10月1日付での就任を受託した。 2021年8月1日 - 第2代主任に洪致文とともに鉄道文化協会所属の鄭銘彰が就任、
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