金屏風事件とは? わかりやすく解説

金屏風事件

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/22 09:32 UTC 版)

金屏風事件(きんびょうぶじけん)




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金屏風事件

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平和相互銀行事件」の記事における「金屏風事件」の解説

伊坂ら平和相銀実権四人組は、1985年、全貸出金過半超える巨額不良債権抱え小宮山ファミリー企業整理着手同年2月小宮山ファミリー企業46社に「融資担保として平和相銀株式その他の株式小宮山家の土地家屋拠出せよ」との内容証明郵便送付422億円の借入金担保として平和相銀株式の提供を迫った。これに、太平洋クラブ応じ株券提出した英一拒否した。だが、翌月開催の平和相銀取締役会で、稲井田社長が常務取締役本店営業部長の英一解任提案あっという間に可決され英一非常勤取締役になり、伊坂小宮山一族追放作戦完了した。 この英一解任ショック受けたのが英未亡人で、息子英一社長にするために英女婿池田副社長と弟の精一社長追放伊坂頼み追い出したのにかかわらず今度自分たちが伊坂切られ格好になってしまった。 しかし、転んでもただでは起きぬ未亡人は、思い切った挙に出て1985年8月小宮山家が所有していた銀行側から提出するよう求められていた経営権握れる平和相銀の2163(全株式の33.5%)を旧東京川崎財閥系の資産管理会社川崎定徳社長佐藤茂85億円で売却した。この佐藤の平和相銀購入原資は、イトマンファイナンスから融資され同社住友銀行中堅商社イトマン関連会社で、当時イトマン社長は元住銀常務河村良彦磯田一郎住銀会長腹心であった伊坂は、小宮山家の影響力削いだ後に、平和相銀シティバンク身売りする腹づもりであったが、平和相銀佐藤渡ってしまった。買戻しで焦る伊坂らに、大蔵省から天下って平和相銀会長に就いていた田代一正が、日生劇場1階店舗構えていた八重洲画廊真部俊生社長紹介真部伊阪らに「『金蒔絵時代行列』という金屏風を平和相銀購入し裏金つくれば佐藤からを買い戻せる」との話を持ちかけた。伊坂らは、最初疑心暗鬼であった。だが、佐藤接触するうちに真部佐藤グルであると確信。また佐藤当時大蔵大臣であった竹下登とも懇意であることが分かり実際3、4億円の価値しかない金屏風40億円で購入し差額大物政治家へ流す裏金という話を信じたのである買戻し資金として、伊坂実質的に経営していた経営コンサルタント会社に平和相銀購入代金41億円を融資し金屏風購入した。にもかかわらず買い戻しはできず、伊坂騙された気づくこの後裏金分配先を記した真部メモ存在竹下の秘書青木伊平が、この売買関与していたことが明らかになり、政界巨額資金流れたとされる疑惑持ち上がった際には、竹下福本邦雄関与取り沙汰された。

※この「金屏風事件」の解説は、「平和相互銀行事件」の解説の一部です。
「金屏風事件」を含む「平和相互銀行事件」の記事については、「平和相互銀行事件」の概要を参照ください。

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