金属としての使用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/13 02:55 UTC 版)
金属としての鉛は軟らかくて加工しやすいので、ローマ帝国時代にはワインを飲むジョッキとして使われており、日本では家庭配水用水道管として昭和まで鉛管として多用されていた。加工しやすく比重が大きいので、釣りの錘として現在も最もよく使われている。また低融点なので溶かして望みの大きさの金属球を作ることが容易であり、1500年代には火縄銃の銃弾として使われ、現在でも散弾銃の銃弾として使われている。スズとの合金であるハンダは、融点が低く他の金属との接着性も良好なので、電気・電子部品に不可欠な素材である(いわゆるハンダ付けの用途)。鉛バッテリーの素材として現在も大量に使用されている。
※この「金属としての使用」の解説は、「無鉛化」の解説の一部です。
「金属としての使用」を含む「無鉛化」の記事については、「無鉛化」の概要を参照ください。
- 金属としての使用のページへのリンク