運動エネルギー弾
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運動エネルギー弾(うんどうエネルギーだん、英語:kinetic energy penetrator、KEP)とは、炸薬ではなく質量、弾頭硬度、速度といったミサイル・砲弾自身が持つ運動エネルギーによって対象を破壊する機構を持つ弾丸兵器のこと。砲弾とミサイルの違いはあるが、運動エネルギーミサイルも本項で説明する。
- ^ デジタル大辞泉KEW。運動エネルギーを利用した兵器・武器という意味では弓矢や投石機なども含まれる。
- ^ デジタル大辞泉DEW
- 1 運動エネルギー弾とは
- 2 運動エネルギー弾の概要
運動エネルギー兵器
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Kinetic Energy Weapon(KEW)。従来の火薬から高性能爆薬、あるいはレールガンを含む各種電磁投射砲(コイルガンやリニアモーターガン)などが想定された。 右画像は7gの合成樹脂(Lexan)製弾丸の加速に圧搾ガスを用いたものであるが、最大初速で約7km/s(秒速7km)にも達し、アルミニウムのブロックに衝突して運動エネルギーの一部は熱に変換され、このような衝突痕となった。 空気中では余りに軽い弾丸は空気抵抗(抗力)にもより急速に減速してしまう事から、火薬を使う銃器でも一定の重さを持つ弾丸か、あるいは空気抵抗の少ない形状をしているのが一般的であるが、空気のない宇宙空間では問題なく発射から衝突までの運動エネルギーは保持されるため、高速で飛行する核ミサイルを迎撃しやすいよう、専ら発射速度だけが重視された。 このほかにも人工衛星から大量の微細なスペースデブリを放出させ、散弾銃のように広範囲に弾丸を発射、対象となる人工衛星や核ミサイルとの交差軌道を取らせる事で破壊するアイデアもあった。
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「運動エネルギー兵器」の例文・使い方・用例・文例
- 運動エネルギー兵器という核兵器
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