運動エネルギーの伝達
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/29 02:01 UTC 版)
「ストッピングパワー」の記事における「運動エネルギーの伝達」の解説
1896年、ドイツのローヌは、80ジュール(J)の運動エネルギーをもつ質量12.5gの砲弾が、兵士に対して負傷を与えるには十分であると証明した。その後、エネルギー量については多くの実験が行われ諸説が提出されたが、この80ジュールという値は、その後、北大西洋条約機構(NATO)においても継承された。 また、銃・砲弾の形状に工夫が凝らされるにつれ、エネルギー量だけでなく、その伝達についても注目されるようになった。ドイツの警察が9x19mmパラベラム弾を使用する拳銃を審査するにあたって採用した指針においては、「弾道ゼラチン(英語版)に対して20~30cmの侵徹長を確保し、また侵徹長の最初の5cmにおいて30〜60 J/cmのエネルギー発散を行う」という値が提示された。
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