進歩正義党結成
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/14 03:31 UTC 版)
比例候補不正予備選後、統合進歩党は党指導部選挙を経て反主流派である姜基甲(カン・ギカプ)を代表とする指導部が発足、党刷新を図った。しかし、不正選挙の当事者とされる主流派議員2名の除名案が議員総会で否決された事をきっかけに、姜代表は旧主流派と決別した新党結成を表明した。8月7日、沈相奵や魯会燦、柳時敏などが参加した「進歩政治革新の会」(以下、革新の会)を発足させ、旧主流派を除いた広範な進歩勢力結集を図る事を決定した。 9月16日、革新の会は推進会議に転換することを決定、新党結成に向けた動きを強化した。10月14日の推進会議の会合で、同月21日までに過度的な新党を結成、2013年度中に労働界や進歩勢力を結集させた新党を改めて結成することを宣言した。党名については「新進歩政党推進会議」や「労働福祉党」及び「社会民主党」など9つの案が出されたが、10月7日に発足した創党準備委員会で党名を「進歩正義党」とすることを決定した。同月21日に結党大会を開催、全党員による賛否投票を経て12月に行われる大統領選挙の候補に沈相奵を選出した。 大統領選挙候補者登録最終日の11月26日、沈は文在寅(ムン・ジェイン)支持を表明して立候補を辞退することを表明。12月2日には文在寅と沈相奵が会談し、民主党と正義党による政策連合を実現することで合意した。 2013年3月14日、『安全企画部Xファイル』に関連し通信秘密保護法違反に問われていた魯会燦共同代表に対する再上告審で懲役4ヶ月・執行猶予1年の有罪判決が確定した。有罪判決確定によって、魯共同代表は議員職を喪失することになった。魯共同代表の議員職喪失によって行われることになった蘆原区丙選挙区補選では前年の韓国大統領選挙における有力候補者の一人であった安哲秀(アン・チョルス)が当選し、失った議席の回復はできなかった。補選直後の5月2日には院内代表である姜東遠(カン・ドンウォン)が離党を表明したことにより、正義党の国会議席数は5議席となり、進歩党を下回って第4党に後退した。
※この「進歩正義党結成」の解説は、「正義党 (韓国)」の解説の一部です。
「進歩正義党結成」を含む「正義党 (韓国)」の記事については、「正義党 (韓国)」の概要を参照ください。
- 進歩正義党結成のページへのリンク