進歩正義党から正義党へ
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「正義党 (韓国)」の記事における「進歩正義党から正義党へ」の解説
6月16日、正義党は革新党大会を開催し、進歩政治革新7大対国民約束を採択すると共に、現在の「進歩正義党」から党名を改正する案件も全員一致で採択した。党大会で採択された7大対国民約束では、進歩党の候補者予備選不正事件で発覚した覇権主義と北朝鮮に対する姿勢、民主労総との関係に対する反省を踏まえ、北朝鮮の非核化推進、平和体制構築に逆行する動きに真っ向から批判し、党と労働運動の関係を正常化することが盛り込まれた。7月21日に行われた革新党大会にて党名を「正義党」に改称、盧武鉉政権時代に大統領府(青瓦台)報道官を務めた千皓宣(チョン・ホソン)を党代表に選出した。 2014年3月に民主党と安哲秀率いる旧・新政治連合(結党準備委員会)が統合新党結成を表明したことに対しては、参加する意思が無いことを明確に示した。また元代表である魯会燦元議員がマスコミとのインタビューで選挙制度改革を前提にするなら統合を検討するとしたことに対しては、趣旨と内容が誤解されて伝わっており、党内ではそのような議論が無いと一線を引いた。同年6月に行われた全国同時地方選挙の主戦場となったソウル市長選挙と京畿道知事選挙では、自党候補が出馬することによる野党勢力分裂の回避、統合新党の市長・知事候補者になる可能性が高い朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長と金相坤(キム・サンゴン)前京畿道教育監が比較的進歩性向の人物であることも考慮して候補者を立てず。仁川でも新政治民主連合の市長候補である宋永吉を支援する一方で、前回2010年の全国同時地方選挙で野党統一候補として当選した正義党所属の東区と南洞区の区長が新政治民主連合の支援を受けた。しかし選挙では、新政治民主連合にの支援を受けた仁川市東区と南洞区の区長が僅差で落選、蔚山広域市長候補であった趙承洙も落選、基礎議会議員11名を当選させるに留まった。 地方選挙直後の7月に行われた国会議員再補選では、代表の千皓宣(水原市丙)や前代表の魯会燦(ソウル市銅雀区乙選挙区)など6名が立候補、野党候補一本化を図るため、24日に千皓宣他1名が立候補を辞退、魯会燦は新政治民主連合候補の辞退で野党統一候補となったが、当選者を出すことは出来なかった。
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