党名について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/14 23:11 UTC 版)
党名(ヴェンスタ、Venstre)がノルウェー語で「左派」を意味するものの、党自体は中道政党を標榜する。中央党が左派連立政権の与党でありヴェンスタが「非社会主義」野党であることから、「中道」政党(つまり中央党)が「左派」(つまりヴェンスタ、自由党)自体よりも左に位置するというねじれ現象が生じている。 1884年には「左派党」が党名の候補として選ばれたが、今日のように「左派」が社会主義を指すものではなく、「保守派」に対する「リベラル派」や「急進派」といった議会内での地位を意味するためである。リベラリズムを掲げるデンマークのヴェンスタ(Venstre)やラディケーリ(Radikale Venstre)についても同様のことが言える。 「ヴェンスタ」(つまり「左派」)という語は元々、フランス革命以来第三身分の出身である自由主義者が、議会内で大統領の席から見て左側(第二身分である貴族階級は議会内で右側)に座っていたことに由来するものである。
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