党名変更と第23回参院選
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「緑の党グリーンズジャパン」の記事における「党名変更と第23回参院選」の解説
2013年6月9日、臨時総会で党の名称を「緑の党」から「緑の党グリーンズジャパン」に変更し、参院選での略称を「グリーン」で届け出ることを決定した。 6月上旬に、5月中を回答期限に国政政党のみどりの風に打診していた参院選での共闘協議が物別れに終わったことが発表された。自党への吸収合併を強く主張したみどりの風側と、両党の名前を残した上での統一リスト作成を提案した緑の党側での意見が平行線となったため。緑の党の漢人明子運営委員長は神奈川新聞社の取材に「党名、選挙の戦い方などで一致点を見いだせなかった。内部の反対論も強く、みどりの風とは、組織運営の面でも違いがあった」と説明した。 2013年6月23日の東京都議会議員選挙で公認候補の擁立を決定した。また東京・生活者ネットワークと政策協定を結び都議選において東京・生活者ネットワークの公認候補を推薦することを決定した。緑の党グリーンズジャパンと東京・生活者ネットワークが政策協定を結ぶのは前身団体時代を含め初めてである。 2013年7月21日の第23回参議院議員通常選挙で、東日本大震災被災者らを含む比例区9名、兵庫県選挙区1名、合計10名の公認候補の擁立を決定したが全員が落選した。選挙期間中、比例区候補者の木村雄一が街頭演説で「福島で頭2つの子が生まれている」と発言し、これに対し「福島県民への結婚差別や就職差別に繋がりかねない」「デマだったら許されない」という批判されて物議を醸した。南相馬市の保健センターなどは、2頭体などの情報は入っていないとしている。比例で獲得した政党得票数は457,862(0.86%)である。比例区で推薦候補として擁立した三宅洋平は176,970票の個人得票数を獲得、当選にこそ結び付かなかったが、本選挙の比例区での最多得票落選者となった。党が支持を表明した東京都選挙区の山本太郎(無所属、生活の党・社民党・新社会党支援)は当選した。この結果を受けて緑の党は「大変厳しい結果」と評しつつも「新しい政治スタイルで参加型民主主義を体現し、政治に関心が薄い層にも支持を広げ大きな可能性を拓くことができました」として今後の活動につなげる方針である。
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