党名変更と党立て直しの取り組み
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 16:21 UTC 版)
「国民の力」の記事における「党名変更と党立て直しの取り組み」の解説
総選挙後の2020年5月8日、未来統合党は当選者総会を開いて21代国会を率いる新たな院内代表に大邱選出で当選5回の朱豪英を、政策委員会議長に忠州選出で当選3回の李鍾培をそれぞれ選出し、新たな党指導部の体制が確立するまで朱豪英が党代表権限代行も兼務する事とした。。また、5月14日には未来韓国党と早期に合併することで基本合意し、5月26日の合同総会で未来統合党への未来韓国党合併を正式に決定した後、5月29日に未来韓国党を吸収合併した。 同年5月22日、未来統合党は当選者総会で2021年4月7日までを任期とする非常対策委員長に金鍾仁を選出、金鍾仁は政策や党名の改正等の大幅な刷新を目指すとした。この方針に基づき、未来統合党は同年8月13日から21日にかけて、国民を対象に新しい党名の公募を実施。9月2日に党名を「国民の力」に改名することを決定し、後に中央選挙管理委員会から新党名を承認された。 2021年4月7日、次期大統領選挙の前哨戦と位置づけられるソウル市長補欠選挙と釜山市長補欠選挙が同時に実施され、いずれも国民の力が勝利した。次いで6月11日の党大会では、36歳で国政未経験の李俊錫を党代表に選出。韓国の主要政党では憲政史上初の30代党首だったこともあり、党の刷新を印象づけた。更に、有力な次期大統領候補者と目される崔在亨と尹錫悦が同年7月に相次いで入党し、大統領選挙における「反文在寅」陣営の中心勢力となった。だが一方で、6月下旬から始まった国民の党との合流交渉は両党の神経戦となり、同年7月27日に実務交渉団が交渉の終了を宣言する事態となった。これを受け、李俊錫は国民の党代表の安哲秀に決断を促したが、安哲秀は8月16日に協議決裂を正式に宣言したため、第三勢力の取り込みには失敗した。
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