造形表現とは? わかりやすく解説

造形・表現(GODZILLA)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/05 16:39 UTC 版)

ゴジラ (架空の怪獣)」の記事における「造形・表現(GODZILLA)」の解説

通称はトラゴジ。 制作はタトプロス・デザインズで行われアニマトロニクスのほかに、24分の1サイズ成体着ぐるみが3体作られた。 着ぐるみ硬いフォームラバーゴム紐の上に薄いフォームラテックスの皮膚をかぶせ、筋肉皮膚の下で動く感じ出している。逆関節の脚には人が入って歩けるように継ぎ足し付けている。ゴジラの首の中に俳優の頭があり、日本着ぐるみ同様に視界を得るための小さな穴が開けられた。頭部はファイバーグラス製で、電動サーボモータ8つ入っており、目、目蓋半透明瞬膜小鼻、舌の動きを外からコントロールすることが可能となっている。ただし、眉を動かしたり、口をゆがめるなどの人間的な表情極力排除されている。 アニマトロニクス油圧式動き6分の1サイズで高さ6メートルの上半身のみが作られた。油圧で首、手首、肘、肩などの動きを完全に制御しコンピューターにその動き記憶再現させることも可能。ロサンゼルスにあるヒューズ社の飛行機格納庫上半身運び込まれ撮影時には『トゥルーライズ』でハリアー機を乗せるのに用いられ油圧式台座据え付けられた。 このほかに、巨大な口の内部巨大な4本の鉤爪足指の間の部分は、俳優演技と絡むショットの際に用いられる実物大のものが作られた。 タトプロスは反応仕方仕草ワニインスピレーション与えられたといい、原典のように物を手で掴んだ投げたりするのは、あまりにも人間的であると思ったため、手の代わりに口や首を使った動き強調するようなデザインとなった尻尾原典では根元から先までほとんど同じ太さであったが、本作品では先の方を極端に細くスリムにして、鞭のように使って納得がいくようにしている。脚も原典のように2つではなく3つの関節がある恐竜の脚のようになったのは、ジャンプしたり、ビルに登ったりしそう見えるからであるという。背ビレ実在の動物では大抵後ろ向きだが、攻撃的に見えるように前向きにしており、形も尖ったものにしている。 ミニチュア建物壊しながら進むシーンでは、通常の2倍から10倍以上の高速度撮影しなければならないが、秒速200コマ撮影では着ぐるみスローモーション動いているようにしか見えないため、ゴジラの頭、手、足、尾の形ベニヤ板切り抜いて緑色塗装したものを、ミニチュア爆破合わせて動かして撮影され、後にCGゴジラ置き換えられた。

※この「造形・表現(GODZILLA)」の解説は、「ゴジラ (架空の怪獣)」の解説の一部です。
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