造形技術者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 06:22 UTC 版)
怪獣や怪人などのキャラクター制作、ヒーローマシンから美術全般まで、造形者たちがセンスを競い合い、ブームを支えた。過激なアクション志向によって耐久度の高い造形が求められ、苦労は多かったという。 高山良策 第一期ウルトラシリーズで数々の名作怪獣を作り出し、「怪獣作りの名人」と呼ばれた前衛画家。ピープロ、円谷プロ、日本現代企画作品を主に担当。 エキスプロダクション 大映の美術スタッフだった八木正夫が創設。「東映生田スタジオ」に常駐し、仮面ライダーシリーズを初め、同スタジオ作品のほとんどで美術・造形全般、特撮を担当。『サンダーマスク』やウルトラシリーズでも怪獣制作を行う。 開米プロダクション 東宝の美術スタッフだった開米栄三が創設。第二次ブームではウルトラシリーズやキカイダーシリーズを担当。アトラクションにも耐える丈夫な怪獣造形を行い、アトラクション用の怪獣も多数手掛けた。 アルファ企画 東宝の美術チーフを務めた井上泰幸が創設。ピープロ作品、東宝のゴジラシリーズなど、多岐にわたって美術全般を担当。 ヒルマモデルクラフト 『マグマ大使』や『マイティジャック』で特撮美術を務めた比留間伸志が創設。「ウルトラシリーズ」や「レッドバロン」、「マッハバロン」をはじめ、特撮作品に登場する各種超兵器、マシンやロボットを製作。 ゼン工芸 『マグマ大使』で造形に参加していた小野善次郎が創設。ピープロ作品などで活躍。現在は解散している。 ツエニー 村瀬継蔵が東宝からエキスプロを経て1972年に創設。『ウルトラマンA』の超獣や『超人バロム・1』のドルゲ魔人、『クレクレタコラ』などの作品を担当。 他多数
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