ヒーローマシン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/05 00:00 UTC 版)
「映画ドラえもんのひみつ道具」の記事における「ヒーローマシン」の解説
ヒーローマシンは、映画『ドラえもん のび太のパラレル西遊記』に登場する、ドラえもんの道具。 22世紀の最新ゲームマシン。物語の登場人物になりきり、自由に遊ぶことができる。 モニターに「OK!」と表示されるのを確認したら、カセットケースに並んだ物語ソフトより好きな作品を取り、ソフトをカートリッジスロットにセットし、コントロールパネルのスタートボタンを押す。そしてカサの下に立った者は、コンピュータが創った物語世界に送られる。 プレイヤーが物語世界に入ると、コンピュータによって自動的にその人物にふさわしいヒーローのコスチュームに変身し(「コスチュームプレイ」と呼ぶ)、ゲームを楽しむことができる。ゲームソフトはファミコンやSG-1000III・セガ・マスターシステム状のカセットで、さまざまな種類が用意されている(作中でドラえもんが所持していたのは『西遊記』、『宝島』、『三銃士』、『シンドバッドの冒険』、『人魚姫』、『桃太郎』、『ターザン』、『白雪姫』、『バイキング』、『親指トム』、『ロビン・フッド』、『オレQ』、『怪者くん』、『猿飛佐助』の14種類)。 ゲームフィールドの入口をオープン(解放状態)にすると、プレイヤーはヒーローの姿のままで現実の世界に出ることができ、現実でもヒーローの能力を使うことができるが、放置しておくと敵キャラクターが現実世界に逃走する可能性もある、きわめて危険な道具である。その際の非常手段としては、外へ出てしまった敵キャラを回収する為に『西遊記』の妖怪である金角が持つ瓢箪のごとく、敵キャラクターの名前を呼び、相手が返事をすることで、自動的にマシンの中へ吸い込まれる機能もある。ドラえもんによると、ゲームに登場するボスを倒せば、ボス以外の敵は力を失うらしい。 作中では、過去の世界でフィールドをオープンしている間にマシンから『西遊記』の妖怪が現実世界に出てきてしまい、人類の歴史を改竄するほどのトラブルが起こる。なお、妖怪が逃走した後にジャイアンたちがプレイしてみたが、敵キャラがいないためにバグが起こり、瞬時に終わった。ボスの牛魔王を回収しようとした際に、牛魔王に踏み潰されてしまうが、のび太が牛魔王を倒したことで、羅刹女達は力を失い、溶岩に飲み込まれた。唯一生き残ったリンレイ(紅孩児)は改心していた為、三蔵法師の弟子になる形で引き取られ、共に旅立った。
※この「ヒーローマシン」の解説は、「映画ドラえもんのひみつ道具」の解説の一部です。
「ヒーローマシン」を含む「映画ドラえもんのひみつ道具」の記事については、「映画ドラえもんのひみつ道具」の概要を参照ください。
- ヒーローマシンのページへのリンク