豊川鉄道クハ100形電車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/11 01:49 UTC 版)
豊川鉄道クハ100形電車(とよかわてつどうクハ100がたでんしゃ)は、豊川鉄道(現在の東海旅客鉄道飯田線の一部)が新製した電車。
- ^ 国鉄作成の車両図面 (EC03466) による。ただし、現車の銘板は「昭和17年」と表記されている。
- ^ 事業者としての豊川鉄道は翌1944年(昭和19年)に名古屋鉄道へ吸収合併された。
- ^ 外観の類似性から名鉄モ3500形電車(初代・日本車輌製造製)ならびに知多鉄道デハ950形電車(木南車輌製造製)と対比されることもある。
- ^ 買収国電各形式において転換クロスシートを装備していたのは、本形式のほか阪和電気鉄道が新製したモヨ100形電車(国鉄クモハ25形電車)のみであった。
- ^ この結果窓配置はd2D9D3に変化した。ただし旧乗務員扉部分の側窓は既存の窓と比較して若干狭幅となっている。
- ^ 年代は不詳ながら、後年クハ5611も前照灯を取り付け式に改造されている。
- ^ a b 端子電圧750V時定格出力93.3kW/900rpm、歯車比57:20 (2.85)
- ^ 端子電圧675V時定格出力100kW/635rpm。日立製作所製の主電動機で、メーカー型番はRM-257。当時の鉄道院がデハ63100形電車の新製に際してメーカー各社に100kW級の主電動機を競作させた際、日立製作所が納入したものがMT7 (RM-257) であった。
- ^ 端子電圧750V時定格出力95kW/1,000rpm、歯車比3.32
- ^ 当時の同形式は日立製MMC自動加速制御器を搭載していたことから、HL制御車が主流となりつつあった琴電においては他形式との混用が難しい存在となっていたことによる。
- ^ 台車・主電動機とも京浜急行電鉄(京急)230形電車の発生品。30形(3代)(元京急230形)が京急在籍当時に装備していたものも含めて多数が導入され、従来車の仕様統一ならびに性能向上が図られた。
- 1 豊川鉄道クハ100形電車とは
- 2 豊川鉄道クハ100形電車の概要
- 3 高松琴平電鉄へ譲渡
- 4 脚注
- 豊川鉄道クハ100形電車のページへのリンク