備南電気鉄道モハ100形電車とは? わかりやすく解説

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備南電気鉄道モハ100形電車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/10 03:27 UTC 版)

備南電気鉄道モハ100形電車(びなんでんきてつどうもは100がたでんしゃ)は、備南電気鉄道(後の玉野市営電気鉄道)が1953年の自社線開業に備えて用意し、その後高松琴平電気鉄道へ譲渡された通勤形電車の1形式である。


  1. ^ 端子電圧750V時定格出力94kW/1,000rpm。
  2. ^ 当初開業の路線延長からすると、これは明らかにオーバースペックであった。その理由として、蔵王高速電鉄の注文流れであるためとも、将来に予定していた水島までの路線延長を見越していたためともされる。
  3. ^ これまでは小林宇一郎「蔵王高速電鉄モハ100秘話」(鉄道ピクトリアル574号、電気車研究会、1993年4月増刊)により「運輸省に提出された、ほぼ同じ内容の竣工図などの状況証拠からそう推定したもので、確証はない」としていたが、玉野市電保存会が日立笠戸工場の当時の職員を探し出し聞き取り調査を行ったことで蔵王高速電鉄の注文流れでであること、備南電気鉄道向けに一部手直しを行ったことが判明した。2枚の竣工図が存在するのはこの経緯による。
  4. ^ ただし当時の日立は地方私鉄の路線条件を勘案することなく、自社開発によるMMC自動加速式多段制御器や、強力・高速型モーターを装備した車両を納入していた。結果日立製電車を導入した地方私鉄では、平凡堅実なシステムの在来車と互換性がないことや、高性能を活かせない路線条件などから、かえって扱いにくく持て余される事態が生じた。低速・短距離路線である備南電鉄線も、典型的な不適合導入例と言える。


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