課題とその他のアプローチ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 08:26 UTC 版)
「レスポンシブウェブデザイン」の記事における「課題とその他のアプローチ」の解説
ルーク・ウロブルスキーは、RWDとモバイル設計課題の一部を要約し、マルチデバイスのレイアウトパターンのカタログを作成した。ウロブルスキーによると、単純なRWDによるアプローチと比べて、デバイスエクスペリエンスやRESS (REsponsive web design with Server-Side components, サーバサイドコンポーネントを使用したレスポンシブウェブデザイン) によるアプローチは、モバイル機器にさらに最適化された体験をユーザに提供できるという。SassやIncentivatedのMMLといったサーバサイドのダイナミックCSS実装は、使い勝手向上のためデバイス能力データベースと連動してデバイス (一般的には携帯電話) の差異を処理するサーバベースのAPIにアクセスすることで、こうしたアプローチの不可欠な要素となり得る。RESSは開発がさらに高価で、単なるクライアントサイドのロジック以上の費用が必要となり、そのためより予算の大きい組織に使用が限られる傾向にある。Googleは、スマートフォンのウェブサイトに対して他のアプローチよりレスポンシブウェブデザインを推奨している。 多くのサイト運営者がレスポンシブデザインを実装し始めたが、RWDにとって現在の課題は、一部のバナー広告やビデオがフルードではないことである。ただし、検索連動型広告やディスプレイ広告は、特定のデバイスプラットフォームターゲットと、デスクトップ、スマートフォン、基本的なモバイル機器用の様々な広告サイズのフォーマットをサポートしている。異なるプラットフォームには異なるランディングページURLが使用できるが、あるいはAjaxを使用して1つのページ上で様々なプラットフォーム用の広告を表示できる。CSSテーブルにより、固定とフルードのハイブリッドレイアウトが実現可能となる。 現在RWDデザインをバリデーションし、テストする方法は多くあり、モバイルサイトバリデータとモバイルエミュレータからAdobe Edge Inspectのような同期型テストツールまで存在する。Chrome、FirefoxとSafariの各ブラウザとChromeコンソールは、レスポンシブデザインのビューポートリサイズツールを提供している (サードパーティも提供している)。。
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