誤報・不祥事
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/17 12:03 UTC 版)
1954年9月、当時、北海道深川市の深川西高校生がつくった人形劇やコーラスを行うサークル「あゆみ会」の会員が日本共産党が当時行った軍事訓練に参加し、共産主義色の強い人形劇を公演していると北海道新聞などが報道した。高校二年生の会長は新聞社に対する抗議の遺書を残して自殺。北海道新聞は同年10月の社説で、事実上誤報を認めた。 2014年11月17日、朝日新聞の慰安婦関連の記事取り消しを受けて、同様に慰安婦関連記事を掲載していた北海道新聞は朝刊1面に「『吉田証言』報道をおわびします」と題して社告を掲載し、1991年11月から1993年9月にかけて8回(うち1回は共同通信配信の記事)掲載した吉田証言関連の記事をすべて取り消すと発表した。社告では「調べた結果、その証言内容は信憑(しんぴょう)性が薄いと判断しました。検証が遅れ、記事をそのままにしてきたことを読者の皆さまにおわびし、記事を取り消します」と説明し、同日に掲載した検証記事では「生前の吉田氏に再取材しておけば、早い段階での事実確認が可能だったかもしれない」と述べた。 2016年2月11日に配信した「島尻北方相『歯舞』読めず 11月に視察したばかり 元島民ら『残念』『勉強を』」という島尻安伊子北方相の記者会見での発言を問題視する記事を、歯舞に「ほぼまい」というルビを付けたまま配信した。その約1時間後に別の社員が誤りに気付き、ルビを正しく修正した。この件について、北海道新聞社は「今後このような誤りを二度と繰り返さないよう、細心の注意を払ってまいります」とコメントを発表した。 2021年6月22日 旭川医科大学長選考会議が非公開で行われていた同日午後4時30分ごろ、当時22歳の記者が大学内に侵入し、会議室付近の廊下にいたところを大学職員に取り押さえられ、建造物侵入の現行犯で逮捕された。2022年3月16日、この記者と、建物内での取材を指示した40代の記者が同容疑で書類送検された。その後2人とも不起訴処分となった。4月12日付朝刊で、常務取締役編集局長の管理監督責任を問い、役員報酬減額10分の3(1カ月)とする処分を公表した。
※この「誤報・不祥事」の解説は、「北海道新聞」の解説の一部です。
「誤報・不祥事」を含む「北海道新聞」の記事については、「北海道新聞」の概要を参照ください。
- 誤報・不祥事のページへのリンク