語基変化とは? わかりやすく解説

語基変化

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/12/16 07:14 UTC 版)

交替 (言語学)」の記事における「語基変化」の解説

屈折派生主な方法は、語基接辞付加する接辞化や語基語基複合など、複数形態素組み合わせる連結的な形態論プロセスであるが、語基新たな形態素付加せずに、語基自体母音子音強勢や声調を変化させる方法もある。これを語基変化と言い、語基変化による母音子音などの変化を、交替と言う母音交替:英語の singsang は、時制によって母音交替する。これはインド・ヨーロッパ語族見られるアプラウト一種である。また、footfeet は数によって母音交替する。これはウムラウト一種である。 子音交替:英語の lendlent時制によって語末の子音が交替するまた、スコットランド・ゲール語では、語頭の子音が交替することで不定複数属格を表す。たとえば bard [b…]「吟遊詩人」の不定複数属格形は bhàrd [v…] となる。 音の長さ交替フィンランド語の子音階交替では、lippu 「旗」の単数属格形は lipun となり、子音長さ短くなっている(二重子音単子になっている)。また、印欧語族延長階程では、ラテン語tegō「私は覆う」と tēgula「瓦」に見られるように、母音長さ交替する強勢交替英語では名詞場合強勢第一音節に、動詞場合後ろ音節置かれるペアが多く見られる。たとえば récord記録」と recórd記録する」など。 声調交替中国語では、声調違いによって品詞異な場合がある。たとえば、「好」は、hǎo(第三声)だと「良い」、hào(第四声)だと「好む」になる。また、「教」は、jiāo(第一声)だと「教える」、jiào(第四声)だと「教え」になる。

※この「語基変化」の解説は、「交替 (言語学)」の解説の一部です。
「語基変化」を含む「交替 (言語学)」の記事については、「交替 (言語学)」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「語基変化」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「語基変化」の関連用語

語基変化のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



語基変化のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの交替 (言語学) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS