誌面の変遷
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/15 06:15 UTC 版)
「小学館の学年別学習雑誌」の記事における「誌面の変遷」の解説
1960年代までは、娯楽性よりも学習誌としてのスタンスを重視していた。しかし1970年代になるとウルトラマン等の特撮やアニメ・バラエティ番組等のテレビ番組やテレビゲーム、玩具の記事を載せたりする等、次第に娯楽性を重視していく。表紙もそれまでは子供の肖像だったものを、『小学一年生』 - 『小学三年生』では連載漫画やアニメのキャラクター、『小学五年生』・『小学六年生』ではアイドル歌手や人気女優の写真を、『小学四年生』ではその両方を使うようになった。 1980年代半ばからジャンル別の雑誌が多数発行されるようになると、高学年向けの『小学六年生』では1990年10月号の「ゴルバチョフの挑戦」等政治問題や、『13歳のハローワーク』著者の村上龍の監修による2005年4月号の「12歳のハローワーク」等就職問題を取り上げたり、2ちゃんねるのAA・顔文字を掲載したりする等、時代に合わせて新しいものや別の方向性を取り入れようと変化しており、読者層の獲得に努める様子が伺えていた。その過程で1990年代前期 - 中盤にはややアングラ寄りのサブカルチャー色の強い路線、1990年代後半 - 2000年代前期にはティーンズファッション・芸能情報メインの路線へ舵を切っていた。 ページ数は現在、最盛期の半分に減っている[要検証 – ノート]。対して値段は、物価の違いを考慮したとしても最盛期の倍といった状況にある。 現在も子供自身の意向では無く、保護者の意向で購入されている場合が多いと推測される。高学年向けでは末期には、漫画を数多く掲載する別冊付録を付け、本誌を学習的内容の比率の高い物にする策を取っていた。また、会社[どこ?]の社員に子供がいる場合、その社員の子供に、小学校入学祝いとして『一年生』等、学年誌が配られることもある。[要出典]
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