西尾市立図書館岩瀬文庫・西尾市郷土館(1967年 - 1983年)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/26 16:44 UTC 版)
「西尾市立図書館」の記事における「西尾市立図書館岩瀬文庫・西尾市郷土館(1967年 - 1983年)」の解説
1967年(昭和42年)には西尾市出身の元衆議院議員である小笠原三九郎から蔵書6,039冊の寄贈を受け、図書館は小笠原文庫を開設、さらに小笠原を顕彰する意味も込めて西尾市郷土館(小笠原三九郎翁顕彰記念館)を建設した。西尾市郷土館の総工費は1605万円であり、同年6月10日に竣工した。 西尾市郷土館は岩瀬文庫の図書館機能を補完し、これらの建物は一体的に運用された。西尾市郷土館の入口前には小笠原の胸像が据えられている。西尾市郷土館の1階は書庫、2階は108席の閲覧室だった。なお、西尾駅前に市内初の横断歩道橋が完成したのは同年5月のことだった。 1972年(昭和47年)4月には広瀬紋治が第2代図書館長兼郷土館長に就任した。1973年(昭和48年)5月には1回につき2冊・2週間の館外貸し出しを開始した。1974年8月には開館時間が「8時30分-17時」に変更された。1975年(昭和50年)4月には貸出方式が記帳式から逆ブラウン方式に変更された。 1976年(昭和51年)4月には田中清一が第3代図書館長兼郷土館長に就任した。1977年(昭和52年)4月には神谷伝兵衛が第4代図書館長兼郷土館長に就任した。同年7月には富田啓介を講師として「良い本の与え方」の講演会を行った。同年12月には開館時間を「9時-16時30分」に変更した。1979年(昭和54年)5月時点の蔵書数は岩瀬文庫が約10万冊であり、一般書が約3万冊だった。 1980年(昭和55年)には西尾市長の本多貫一が、施政方針演説で現行敷地内への新図書館の建設に言及し、図書費を増額すると発表した。1981年度・1982年度の2か年継続事業として新図書館の建設が行われている。1982年(昭和57年)1月8日に新図書館の起工式を行い、同年4月には第5代図書館長兼郷土館長に石川修が就任。1983年(昭和58年)3月20日には新図書館の建物が竣工し、6月には西尾市立図書館の設置及び管理に関する条例を改定した。
※この「西尾市立図書館岩瀬文庫・西尾市郷土館(1967年 - 1983年)」の解説は、「西尾市立図書館」の解説の一部です。
「西尾市立図書館岩瀬文庫・西尾市郷土館(1967年 - 1983年)」を含む「西尾市立図書館」の記事については、「西尾市立図書館」の概要を参照ください。
- 西尾市立図書館岩瀬文庫・西尾市郷土館のページへのリンク