製造、兵器開発、建築
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/24 23:41 UTC 版)
「大水滸シリーズの登場人物」の記事における「製造、兵器開発、建築」の解説
高平(鉄釥豺) 鍛冶屋の親方。 (楊令伝)亡き湯隆の弟子。武器や建築資材など様々な物の生産に忙殺されつつも、師を超える鉄を打つために研究を欠かさない。張平の鉄笛や呼延凌の七星鞭、葉敬の日本刀のほか、交易に使う輜重の部品などを作成した。 (岳飛伝)引き続き鍛冶を担当。呼延凌の軍に加わった耿魁の得物が軽すぎると判断し、特製の鉄棒を作成する。 陸博 (楊令伝)高平の部下。鍛冶の腕はさほどでもないが面倒見がよく、高平の補佐役として鍛冶場の職人たちを取りまとめる。『岳飛伝』で息子の陸偉が登場。陸博自身は李俊の台詞から既に死去したことが明らかとなった。 田峯 (楊令伝)高平の部下。やや非力だが鍛冶の腕は良い。興味の無い仕事は行おうとしないのが欠点。文庫版の修正により童貫戦後に制定された「梁山銭」の鋳造担当に設定が変更された。 (岳飛伝)不平を言いながらも銭作りを担当していたが、大洪水を機に梁山泊を離れる。岳家軍の医師となった毛定が探し出し、岳家軍の鍛冶場を担当する。 華鋒 (楊令伝)高平の部下。元は宋で貨幣の鋳造に携わっていた。呉用の命を受け、梁山泊独自の通貨「梁山銭」の鋳造を担当する。なお、梁山銭には銀を混ぜているため容易には偽造できない。文庫版では修正により田峯の役割に変更されたため登場しない。 劉策 大工の棟梁。 (楊令伝)前作最終決戦で戦死した李雲の弟子。李雲を父のように慕っていた。部下を率いて各拠点の建築を一手に引き受ける。 (岳飛伝)引き続き建築を担当。大洪水でも資材が失われなかったが仕事が一段落したため、秦容軍の兵糧庫を作るなど自分たちで仕事を探している。 呂皖 砲隊隊長。 (楊令伝)亡き凌振の元部下。大砲の砲音で耳を痛めたため、片耳が聴こえない。以前は陽気だったが、凌振の爆死を目の当たりにしたためか、大砲以外に関心を持たない。強力な砲を作らせようと鍛冶屋の高平に無理を言う。交易により良質な火薬や砂鉄が手に入るため、凌振の頃よりも頑丈で精度の高い大砲の開発に成功したが、瓢箪弾のような火を噴く砲弾には興味がない。志もないが、最期まで大砲を撃ち続けた凌振の死に様が忘れられず、その事が戦う動機となっている。 物語終盤で発生した河水の大洪水以降は登場せず、作者との対談企画「やつら」第5回にて砲台もろとも洪水で流されたと説明された。対談相手の凌振は生きていると考えている。
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