行と連とは? わかりやすく解説

行と連

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 05:34 UTC 版)

「詩」の記事における「行と連」の解説

はしばしページ上で複数の行に分割改行)される。これらの行はメーター韻脚数に基づいていたり行末押韻パターン強調していたりする。行は他の機能を持つこともあり、型通りメーターのパターンに従って書かれていない場合には特にそうである。行によって、異なった単位表現され思考分離比較対比したり、調子変化強調したりすることができる。 詩行はしばしば連(スタンザ)と呼ばれる、含む行数によって名付けられる単位構成する。2行から成るものは二行連以降三行連四行連五行連、六行連、八行連となる。これらの詩行は互いに韻やリズムによって関連付けられる場合そうでない場合もある。例えば、二行連同一メーター持ち押韻する2つの行から成る場合も、メーターのみを共有する2行から成る場合もある。関連付けられた複数二行連三行連1つの連の中にある場合も多い。 パラグラフ単位構成される詩もあり、こうした詩では確立したリズムを伴う規則的な押韻用いられず、詩の調子パラグラフ形式の中で確立されリズム頭韻脚韻などの集積によって生み出される規則的な押韻リズム用いられていた地域であってでも、多く中世の詩はパラグラフ形式書かれていた。 多く詩型で、連は連結されており、1つの連の押韻構成その他の構造要素以降に続く連のそれらを決定するこうした連結された連の例として、最初の連でリフレインヴィラネル場合複数リフレイン)が確立され以降の連でそれを繰り返すガザルヴィラネルなどがある。連結された連はまた詩をテーマ別部分分離することにも使われる例えば、頌歌形式でのストロペーアンティストロペーエポードはしばし1つもしくは複数の連に分離されている。このような場合や、その他構造極めて規則的に作られている場合には、1つの連が完全なセンテンス纏まりのある考えから成る1つ完成した思考形成するのが普通である。 いくつかの場合、特に叙事詩形式あるよう長大秩序立った詩の場合には、連そのもの厳密な規則に従って構築され結合されるスカルド詩では、「Dróttkvætt」(「君主らしい詩」。en:Alliterative verse 参照)の連は8行から成り各々頭韻もしくは類韻により生み出される3つのリフト」(lifts) を持っていた。2-3頭韻加えて奇数行では子音部分的な韻(母音似ていない)が必ずしも語頭とは限らない位置踏まれ偶数行では組となった音節が必ずしも語尾とは限らない位置中間韻踏んでいた。それぞれの半行は正確に6つ音節から成り各行トロキー終わっていた。複数Dróttkvætt配置は、個々のそれの構成比べれば遥かに緩やかな規則基づいていた。

※この「行と連」の解説は、「詩」の解説の一部です。
「行と連」を含む「詩」の記事については、「詩」の概要を参照ください。

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