その他構造
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/05 05:19 UTC 版)
「F-15 (航空機・初代)」の記事における「その他構造」の解説
F-15は、一体成型の涙滴型キャノピーの下に2名の搭乗員がタンデムに座る中央胴体を持っていた。これは既存の胴体から刷新されていた。XF-15初号機が改装された元のXP-61E初号機は横開き式のキャノピーを持っていたが、次のXF-15と量産型F-15は全機スライド式キャノピーになった。延長された機首にはXP-61Eの4丁の機銃に替わり6基のカメラが収納されていた。量産型F-15AはP-61Cと同じターボチャージャー付のR-2800-73エンジンを装備していた。この機の離陸重量は32,145 lb (14,580 kg)で、最高速度は440 mph (382 kn, 708 km/h) / 高度33,000 ft (10,058 m)であった。最終的に発注された175機のF-15Aの内36機が製造され、これら全機は元々P-61Cの製造分として契約された機体であった。 パイロットが前席に座り、後席に座った偵察要員はカメラの操作と航法を担当したが、F-15Aの後席には基本的な操縦装置が備えてあり、必要がある場合には偵察要員が操縦を交代することができた。搭乗員は双方共に操縦資格を持ち偵察任務の訓練を受けていたため通常は飛行毎に搭乗位置を入れ替わっていた。
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