莱園
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/30 21:03 UTC 版)
詳細は「zh:臺中市私立明台高級中學#萊園」を参照 莱園(らいえん、繁体字中国語: 萊園)は頂厝系の林文欽が母のために建てた庭園で通称「林家花園」。現在の明台高級中学校庭内にある。明台高中は林献堂(1881-1956)を中心とする教育者たちが設立した。台湾四大名園(三大、五大の場合でも含まれている)の一つ。 詳細は「zh:台灣名園」を参照 木綿橋:元は木製だったが1921年にセメント製で再建された。 五桂楼:楼の前に植樹された5本の桂樹は頂厝系の五堂兄弟(烈堂、澄堂、階堂、紀堂、獻堂)を表していることからそう呼ばれている。 鉄砲碑:林献堂が建て、進士の陳望曽が碑文を上梓している。林文察が戴潮春の乱で敗残兵を阿罩霧で討伐、平定したことを記念して造られた。 飛觴醉月亭:池(小習池)にある中洲「荔枝島」の上に建造された涼亭(東屋)。戯台があり、納涼ではなく対岸の五桂楼から住人が観覧する演劇の場所として使われた。 虹橋:飛觴醉月亭にかかる橋。1906年に木造で架けられ、1932年に現在のセメント製になった。 櫟社名碑(櫟社二十年題名碑):1921年に櫟社(中国語版)設立20周年時に設置されたセメント碑。 莱園一家石:初代校長だった林攀龍が建立。『萊園一家』と彫られている。 林竹山夫子頌徳碑:日本統治時代に推進された日本語教育を拒否し、漢学を教え続けた林竹山(字名:林作敬)の教え子らが1949年8月27日の孔子生誕2500年の日に建立。 夕佳亭:園内の重要な高所拠点。夕陽を観覧するのに適している。 三十六台階:夕佳亭に向かう途中にある36段の階段・ 林氏祖塋:林家頂厝系の一族の墓地 石頭公:初代林家の林石公を祀るために設置。 林允卿銅像:林文欽の像。1935年に建立。1945年に現在の五桂楼付近に移転した。 櫟社百週年紀念橋 林献堂博物館:元は「林献堂先生文物典蔵館(繁体字中国語: 林獻堂先生文物典藏館)」として政府の「一郷一館」政策推進に伴い2000年に建立。林献堂のコレクションが展示されている。学校の創立70周年2019年5月に博物館としてリニューアルした。 莱園入口と木綿橋 莱園全景 飛觴醉月亭と虹橋 林允卿銅像 921震災後再建された五桂楼 林氏祖塋 櫟社二十年題名碑 莱園に集まった櫟社詩人(1924年) 林献堂文物館
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