芹沢家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/12 02:32 UTC 版)
「魔王 (2008年のテレビドラマ)」の記事における「芹沢家」の解説
芹沢 栄作(62) 演 - 石坂浩二 直人の父で、芹沢リゾート会長・参議院議員。冷酷で傲慢な性格で、金の亡者。心臓に重い病を抱えている。 息子たち、特にリゾート会社の跡取りとしての道を捨てて別の道を選んだ直人に対しては冷淡に接しているが、内心では息子たちを大事に思っており、11年前の事件の際に直人の告白を黙殺し正当防衛を主張したのも彼なりに直人の将来を想っての行動であった。 自身の遺言状の作成について領と相談した際、領が口に出した言葉から、彼の正体が11年前の事件で死亡した真中英雄の兄・友雄であることを知り、「自分の目的の為に他人を不幸にする」領の復讐は息子を守るために真中家を不幸に陥れた過去の自分と変わらないと批判しながらも、彼の弟と母を死なせてしまったことを謝罪した。 典良の死後、息子たちの社会的地位を優先し心を蔑ろにした己の罪を悔い、初めて直人に正直な父としての愛情を見せるが、程なく心労から持病の発作に倒れそのまま他界する。 領の復讐の対象だが、彼の病死は領の想定外の出来事であった。 芹沢 典良(32) 演 - 劇団ひとり 直人の兄で、芹沢リゾート社長。父親の敷いたレール通りに生き社長の地位についたが、いまだ後継者として認めてくれないとして父に不満を持っている。父には「正直すぎる」と評価されるなど温和な人柄とは裏腹に、冷酷な一面を持つ激情家でもある。直人とは仲が良く、栄作と直人の不仲を心配するなど気遣っているが、その反面、父親に対し言いたいことを言える直人のことを羨ましいと思っている。 葛西の麻里との不倫を知ってしまったことから彼への復讐を決意、宗田を始末させようとするも葛西が最後に躊躇ったことから自身の手で宗田を殺害、さらに現場に葛西の万年筆を残すことで殺人の罪を着せる。宗田が死亡した日時のアリバイについても、大隅の根回しで「九州に出張していた」という偽のアリバイを立てていたが、麻里の証言と山野が撮影した事件当時現場にいた自身の写真からアリバイが崩れ、実弟である直人の手で逮捕される。 最期は罪の意識に耐えかね、留置所で宗田を殺した毒入りタバコを自ら吸い自決する。 芹沢 麻里(30) 演 - 吉瀬美智子 典良の妻、直人の義姉。典良との結婚は政略結婚だったが、典良の一目惚れという形で結婚。ほどなく典良の秘書の葛西と不倫関係になるが、彼女自身は裕福で幸せな生活を捨てる気はなく、葛西との関係は遊びのつもりであった。 葛西が殺人容疑を晴らすことを諦めてまで自分を庇おうとしていることを知り、直人の説得もあって彼のアリバイを証言し、その後は葛西に芹沢家を出ることを告げる。
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